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良かかりつけ医の見分け方 病院のスリッパ、雑誌も判断材料

良いかかりつけ医の見つけ方は

 これまでの医療記事で「医者の見分け方」といえば、大病院や手術の執刀医のことばかり。まず、私たち患者を診る“かかりつけ医”についての情報は少なく、他と比較することも難しい。かかりつけ医の良し悪しを見分けるにはどうしたらいいのか──。

 例えば、病院を覗いてみて、入り口でスリッパに履き替えさせ、それが使い回されているようなら、引き返したほうがいいかもしれない。新潟大学名誉教授の岡田正彦医師が言う。

「院内感染の問題が周知されているなか、誰が使ったかわからないスリッパを使い回しするのは、不衛生と思われても仕方ありません。衛生意識に鈍感な医師は、医療知識も古いままで、新しい治療法や知見にも疎い可能性があります」

 最近は土足のままの病院が増えているが、スリッパを使い回すより衛生的に優れているとの見解だ。

 待合室に置かれている物からも、そうした意識を推し量れるという。『かかりつけ医は選ぶ時代』(北國新聞社刊)の著者で金沢市・ティーズ内科クリニック院長の土山智也医師はこう言う。

「待合室に数か月前の週刊誌がそのまま置かれているような医院は、患者さんへの接遇意識が低く、それが医療にも現われる可能性がある。逆に、最新の雑誌が並び、さらに新しい治療のガイドブックなどを無料配布している病院は、医師側の意欲が高い」

※週刊ポスト2018年3月9日号

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