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2018.03.09 07:00  週刊ポスト

ゲートボール 国内人口減少傾向も世界の愛好者は1500万人

ゲートボールは長い歴史が(1948年に北海道で行われた講習会。提供・北海道芽室町教育委員会)

“高齢者のスポーツ”的なイメージも根強いゲートボールは、70年以上の歴史を持つ。1947年、北海道でパンの行商を営んでいた鈴木栄治氏がヨーロッパの伝統スポーツ「クロッケー」を参考にして考案したのが始まりだ。

 戦後の物資が少ない時代、遊び道具に事欠く子供たちのため、手軽にしかも健全に楽しめるスポーツとして工夫されたものだった。

 しかし、当時の日本はまだスポーツを楽しむ余裕はなかった。追い風となったのは前回の東京五輪(1964年)だ。国民のスポーツに対する意識の高まりに加え、文部省(当時)が「国民皆スポーツ」を提唱したことによって、国内のスポーツ人気が高まった。

 高齢者にとって、軽運動のゲートボールは簡単に始められるうえに身体への負担が少なく、健康維持の手段として広く奨励されるようになった。健康維持に付随して医療費節減にもつながるという「お墨付き」を得たゲートボールは、爆発的に競技人口を増やしていった。

 ブームを反映するように、1983年には『おはよう!ゲートボール』(テレビ朝日系)などの専門番組が地上波で放送されるようになった。翌1984年、乱立する関連団体を統合する形で、財団法人日本ゲートボール連合が設立された。

 続いて1985年、ブラジル、アメリカ(ハワイ)、台湾、韓国、中国、日本の代表によって世界ゲートボール連合も設立される。同年の11月には第1回全日本ゲートボール選手権大会、翌年には札幌で第1回世界選手権大会が開催され、世界的に競技者を増やしていった。

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