ライフ

美人キャバ嬢はなぜ「港区女子と一緒にしないで」と怒ったか

吉川氏に知人のキャバ嬢が“抗議”の電話

 医者や弁護士、外資系金融などお金持ち男性との飲み会を繰り広げる港区女子。その生態をリポートし続けている現役港区女子の吉川リサコ氏に、ある美人キャバクラ嬢が電話をかけてきた。彼女は怒っていたという。なぜなのか──。

 * * *
 ある日、昔からの知り合いで六本木の売れっ子キャバ嬢・アリサが久しぶりに電話してきた。アリサは、藤田ニコルっぽい顔立ちの美人で、多くの太客を抱えている。こう切り出してきた。

「ねぇ、リサコの記事読んだよ。私キャバ嬢じゃん? 港区女子もキャバ嬢も同じようなもんだ、みたいなコメントが書かれていて、ムカつく! キャバ嬢と港区女子は違うから! それ書いてよ!」

 大層お怒りの様子であった。怒りの意味がわからない? キャバクラ嬢としては、港区女子と一緒にされては困るというのである。港区女子友達からの「キャバ嬢と一緒にしないでよ!」という抗議ではないので念のため。

 キャバ嬢は、仕事である。男性に笑顔を差し出して、お金をもらっている。男好きなわけでも、チヤホヤされたいわけでもない。生活や夢のため。確固たる信念とストイックな状況下で働いているのだ。

 キャバクラは、高いチケットを買って入る夢の国と変わらない。ミッキーマウスの中身を誰も知らない。知る必要はない。ディズニーランドに行かないとミッキーマウスには会えない。ミッキーマウスと写真を撮るには行列ができる。彼女たちを連れ出して自分のものにすることはできない。

 ナメたお客さんもしばしばいるという。

「本名教えてよ」と迫る客。

「こんな高い金払うなら、店外で会おうよ」とゴネる貧乏客。

「お前らブスだな!」とお金を払うのをいいことに暴言を吐いて楽しむ客。

「急に忙しくなって、同伴できなくなった!」というドタキャン客。

 それでもめげずに笑顔を売る。プロである。

 お酒の席で、ハイスペを相手に楽しく飲んでいる港区女子を、プロであるキャバ嬢と同じように見られては困るのもわかる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「高市外交」の舞台裏での仕掛けを紐解く(時事通信フォト)
《台湾代表との会談写真をSNSにアップ》高市早苗首相が仕掛けた中国・習近平主席のメンツを潰す“奇襲攻撃”の裏側 「台湾有事を看過するつもりはない」の姿勢を示す
週刊ポスト
クマ捕獲用の箱わなを扱う自衛隊員の様子(陸上自衛隊秋田駐屯地提供)
クマ対策で出動も「発砲できない」自衛隊 法的制約のほか「訓練していない」「装備がない」という実情 遭遇したら「クマ撃退スプレーか伏せてかわすくらい」
週刊ポスト
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
文京区湯島のマッサージ店で12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕された(左・HPより)
《本物の“カサイ”学ばせます》12歳タイ少女を働かせた疑いで経営者が逮捕、湯島・違法マッサージ店の“実態”「(客は)40、50代くらいが多かった」「床にマットレス直置き」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン
3年間に合計約818万円のガソリン代を支出していた平口洋・法務大臣(写真/共同通信社)
高市内閣の法務大臣・平口洋氏が政治資金から3年間で“地球34周分のガソリン代”支出、平口事務所は「適正に処理しています」
週刊ポスト
Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
「週刊ポスト」本日発売! 内部証言で判明した高市vs習近平「台湾有事」攻防ほか
NEWSポストセブン