ライフ

「目上の人への了解」否定で間抜けに見えるリスクが増大

 何はさておき、耳目を集めるために目新しいことを言いたがるのが「マナー業界」の本能。同じように、誰かがもっともらしく言い出して根拠もなく広まってしまった嘘マナーには、たとえば「取引先で出されたお茶を飲んではいけない」と「目上の人の部屋を訪ねるときのノックは3回が正しい」があります。

 お茶を飲んではいけないのは「取引先で出されたお茶を飲むということは、相手の条件を全部飲むという意味になる」から。単なるダジャレで、だからといって相手が「シメシメ」と思うわけがありません。口をつけないほうがよっぽど失礼です。飲む前に「いただきます」、帰り際に「ごちそうさまでした」と言うなどのマナーは必要ですが、この嘘マナーを鵜呑みにして若者にドヤ顔で語ったら、へそで茶を沸かされてしまうでしょう。

「ノックは3回」説も「2回はトイレの時だから失礼」というのが、その理由だとか。どこかのマナー講師が思い付きで言ったニオイがプンプンします。3回もノックしたら、たぶん「うるさいなあ」と思われるはず。ただ事ではない感を演出したいときや、特別な暗号を決めているとき以外は、2回で十分です。嘘マナーを信じて、3回ノックしている若者(とくに女性)がいたら、穏やかな口調で「そんなガセネタを信じちゃいけないよ」と諭してあげましょう。大人の貫禄と包容力に、たちまちノックアウトされるに違いありません。

 マナーの問題は、正解がなかったり時代によって変わったりすることが多々あります。自分の限られた常識に照らし合わせて他人を値踏みしたり、鬼の首を取ったように批判したりすることこそが、最大のマナー違反。どちらもおっさんがよくやっていることですけど、全力でこらえましょう。ま、さんざん鬼の首を取ったように嘘マナーを批判しておいて、最後にこんなこと言うのも図々しいかもしれませんけど。

トピックス

肺がんのため亡くなったフリーアナウンサーの久米宏さん(時事通信フォト)
【追悼】久米宏さん 本誌だけに綴っていた「完全禁煙」と「筑紫哲也さんとの“再会”」
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)(左・SNSより、右・飲食店サイトより、現在は削除済み)
《不同意性交で再逮捕》「被害者の子が眼帯をつけていたことも」「シラフで常連にブチギレ」鈴木麻央耶容疑者がガルバ店員を洗脳し“立ちんぼ”強要…店舗関係者が明かした“悪評”
NEWSポストセブン
再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)
《“日本中を騒がせた”ラブホ問題から復活》小川晶前橋市長、説明に「納得してない」人が52%だったにもかかわらず再選できたのはなぜか?臨床心理士「美化され…」
NEWSポストセブン
モデルやレースクイーンとして活動する瀬名ひなのさん(Xより)
《下半身をズームで“どアップ”》「バレないように隣のブースから…」レースクイーン・瀬名ひなのが明かした卑劣な”マナー違反撮影“、SNSの誹謗中傷に「『コンパニオンいらない』は暴論」
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《鎖骨をあらわに予告》金髪美女インフルエンサーが“12時間で1000人以上と関係”の自己ベスト更新に挑戦か、「私が控えめにするべき時ではありません」と“お騒がせ活動”に意欲
NEWSポストセブン
美貌と強硬姿勢で知られるノーム氏は、トランプ大統領に登用された「MAGAビューティ」の一人として知られる(写真/Getty Images)
〈タイトスーツに身を包む美貌の長官〉米・ミネアポリスで移民当局が女性射殺 責任者のクリスティ・ノーム国土安全保障長官をめぐる“評価”「美しさと支配の象徴」
NEWSポストセブン
再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)
《ラブホ通い詰め問題》「1日100人に謝罪&挨拶」「ポエティックなインスタ投稿」で小川晶氏が前橋市長に返り咲き、支援者は「皮肉だけど、山本一太さんに感謝状を渡したい(笑)」
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
《クスリ漬けか…との声も》ギャル系美女が映っていた“異様な監視カメラ映像”とは》「薬物を過剰摂取し、足も不自由で、死んでしまう…」中国インフルエンサー(20)の住居の管理人が証言
NEWSポストセブン
中国人インフルエンサーがカンボジアの路上で変わり果てた姿で発見された(TikTokより)
「クスリを支配の道具に」「行為中に使う客層も…」変わり果てた中国人美女インフルエンサーが保護されたシアヌークビル、専門家が語る現地アングラ界隈のリアル
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
〈自慢のロングヘアがボサボサに…〉中国美女インフルエンサー(20)、精神に異常をきたして路上生活…母親が電話で抱いた疑念「話し方を指示されているのでは」【高給求めてカンボジアに渡航も】
NEWSポストセブン
秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《不敬どころの騒ぎじゃない》秋篠宮家・佳子さまも被害に…AIを用いた性的画像の被害が世界的問題に 専門家が指摘「男女問わず人権侵害」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《もう家族でハワイに行けない…》“1.5億円の脱税疑惑”の宮崎麗果、“ESTA取得困難”で恒例の「セレブ旅行」は断念か SNSで「深い反省」示す
NEWSポストセブン