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カーリング女子の戸惑い プレー以外の面が注目される大切さ

プレー以外の面で注目されることに戸惑いも(代表撮影:JMPA)

 平昌冬季五輪のカーリング女子で銅メダルを獲得した『ロコ・ソラーレ(LS北見)』の祝賀パレードが3月21日、北海道北見市で行なわれた。本橋麻里、藤沢五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花の5選手とコーチたちがオープンカーに乗り、沿道に集まった約1万2000人の歓声に笑顔で応えた。

 パレード終了後、北見市民会館で辻直孝市長が5選手に市民特別栄誉賞を贈呈。スピーチでは吉田知那美が「カーリング選手としてのパフォーマンス以外の部分に注目が集まり戸惑いもありました。選手として評価されるよう頑張ります」と話す場面もあった。

 競技中に発していた『そだね~』が流行語となり、『もぐもぐタイム』も話題に。彼女たちが美人揃いゆえに報道が多くなった面も否めない。スポーツライターが話す。

「カーリング選手として、あまりに急な変化に驚いたのだと思います。『選手として評価されるよう頑張ります』という心意気は立派です。ただ、いわゆるマイナースポーツをメジャースポーツに押し上げるためには、競技以外の部分で人を惹き付けることも大切です。『彼女たち、可愛いな』という動機で見始めてカーリングが好きになるファンもいるでしょうし、流行語なんてプロ野球選手やサッカー日本代表選手だってなかなか作れるものではない。今回の『LS北見』のように競技以外の部分で話題になるは、凄い能力だと思います」

 他のスポーツで振り返れば、1993年のJリーグ開幕元年、日本中がサッカーに熱狂した。その中心に君臨したヴェルディ川崎の三浦知良は成績だけでなく、ゴール後に『カズダンス』を踊り、注目を集めた。MVP授賞式では真っ赤なスーツに身をまとってド派手に登場。カズが尊敬する田原俊彦の10周年コンサートの衣装をマネしたものだった。

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