しかし、昭恵さんの口ぶりは、どこか他人事なのだ。外も出歩けなくて、フェイスブックもできないなんて、あぁ退屈。朝から晩まで、ユーチューブを眺め、LINEとフェイスブックのメッセンジャーで友人たちからの“応援メッセージ”を読む。そうよ、私は何も悪くないのよ、全部、夫のため、国のため、世界平和のためにやったことじゃないの──。
森友問題では、財務省内に複数の自殺者まで出た。それでも、昭恵さんはこう話すのである。
「政治家の妻をやっていると、いろんなことがありますから。いつか全貌が明らかになればいいですが。これ以上、犠牲者が出ないことを祈ります」
スピリチュアルなものにハマりやすい昭恵さんは、おそらく心の底からそう祈っているのだろう。でも、何かが決定的にズレている。祈る前に、「騒動の当事者」として、もっと他にやるべきことがあるのではないか。昭恵さんはこうも語っていた。
「私は(涙もろいので)年中泣いてますが、そんなに弱くないから大丈夫です」
そんな「開き直り」の妻を、安倍首相は嘆いている。
「昭恵には何を言っても、だめなんだ。何もわかってないんだよ。だから、相手にしてもしょうがないじゃないか」
※女性セブン2018年4月12日号