古谷:女性閣僚は有権者にアピールするだけの看板、数合わせに過ぎないと。
野田:結果として専門外のポストで、力を発揮できなかった女性閣僚は多い。
古谷:稲田朋美がそうだったかもしれませんね。
野田:誰とは言いませんけど。私の場合、昨年の内閣改造で入閣前にどのポストがいいか、というやりとりをさせてもらいました。
古谷:それでも大臣は鉄の塊から排除されていると感じているのですか。
野田:ええ、塊は完全な男の世界なの。ただ改めて振り返ると10年前、20年前に比べれば、塊に近づき、片足を突っ込んだ実感は持てていますけど。
古谷:完全な男の世界といえば、財務省の事務次官がテレビ朝日の女性記者へのセクハラで辞任する騒ぎが起きました。事務次官を擁護するかのような麻生大臣の発言も問題になった。