古谷:それはこの9月に行われる自民党総裁選に出馬されるおつもり、と受け止めてもいいんですよね?
野田:そうなりますね。総裁選は、党員ひいては国民に政治理念や政策を訴える貴重な場です。2015年の総裁選では、その機会を鉄の塊を牛耳る一部の権力者が奪ってしまった。だからこそ、次の総裁選はがんばらなくては、と考えています。
古谷:大臣が日本初の女性宰相になった暁には、鉄の塊はどうなるのでしょう。
野田:私がイチから作り直します。コンテンツもメンバーも異なる新しい中枢にしたい。これまでとはまったく色の違う塊を作りたいと思います。
古谷:ほぉ、新しい仲間ですか。そのメンバーは誰?
野田:まだ内緒よ(笑)。
【PROFILE】野田聖子(のだ・せいこ)/1960年生まれ。福岡県北九州市出身。祖父は野田卯一(元経済企画庁長官)。ミシガン州ジョーンズヴィル・ハイスクール卒。上智大学外国語学部卒。1983年、帝国ホテル入社。岐阜県議を経て、1993年、衆院選(旧岐阜1区)にて当選。小泉内閣で郵政大臣、安倍内閣で総務大臣に。現在は、次期首相候補の一人。
※SAPIO2018年5・6月号