国際情報

高須院長 金正恩評価する声に疑問「それこそ歴史修正主義」

南北情勢には注視が必要と語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に対して、自由気ままに提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、南北首脳会談について、お話をうかがいました。

 * * *
──4月27日に韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との南北首脳会談が開催されました。朝鮮半島における非核化の実現に向けて、両国が共通認識を持って進んでいくことを宣言しました。

高須:このまま本当に完全非核化が実現すれば、それは喜ばしいことだと思うね。朝鮮半島の人々はもちろん、これまでミサイルをちらつかせて、脅されてきた日本国民にとっても、本当に嬉しいこと。いつ攻撃されるか分からないという、なんともいえない不安から解放されることを意味しているわけだから、

──今回の会談をきっかけに、南北の融和が一気に進むとの見方も強いです。朝鮮戦争の終結、完全な非核化、さらにその先には南北統一までも視野に入っているという分析もあります。

高須:日本の隣国が平和に向かって進んでいくことはとても素晴らしいことだ。このまま近代国家としてどんどん成長していってほしいとも思う。

 でもこれまで日本がされてきたことを思うと、どこまで信用できるか分からないというのも事実だね。金正恩は、散々日本も韓国もアメリカも騙してきたわけだし、そんな人が急に「仲良くなろう」と言ったとして、それをそのまま鵜呑みにするというのは、ちょっと警戒心がなさすぎる。相手はかなり老獪であることはもう分かっているのだから、日本としては慎重なくらいの態度を保つべきだと思うね。

──アメリカのトランプ大統領は、早ければ5月下旬にも米朝首脳会談を開催する予定で、今回の金正恩委員長の動きに対しては、高く評価をしているという立場です。しかし、日本政府は一歩引いたスタンスであり、一部では「蚊帳の外」などと表現されています。

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン