マカロンはカフェタイム集客の切り札となるか


 マクドナルドの月次セールスレポートを見る限り、業績は順調に推移しています。朝マック、昼マック、そして夜マックと時間帯別の戦略が成功しているのが大きな要因です。その一方で、昼と夜の間(2時から5時)、いわゆるカフェタイムには集客の谷が存在しています。ファミリー層を中心顧客とするハンバーガーショップゆえに、それも仕方のないことです。

 しかし、通常店舗に併設されたマックカフェであれば、例えば子供たちの大好きなチキンナゲットなどのマクドナルド商品と、母親世代の好むカフェを中心としたスイーツの品ぞろえを同じ店舗内で提供することができます。扱う商品群の層の厚さを活かし、一般のカフェ業態ではできない品ぞろえが可能というわけです。

 もっとも、マックカフェはコーヒー類ひとつとっても、通常店舗で提供される味気ない紙コップではなく、バリスタがいれたコーヒーをカップ&ソーサーで1杯ずつ提供するなど、大手コーヒーチェーンに対抗できる業態として拡大させてきました。

 コーヒーの味わいも、他のカフェ業態にそん色ない仕上がりです。カップやシンプルなデザインの白い皿の端に“MC Cafe”のロゴを入れているのは、併設店舗とはいえ、あくまでもマックカフェというブランドで商品を提供しているという自信の表れなのです。

 カフェのお供として従来のマックカフェで注文されていたのは、シュガードーナツ(180円)やレアチーズケーキ(320円)、手軽なスナックのフィナンシェ(160円)などです。しかし、ケーキやドーナツだとカロリーが気になるし、フィナンシェでは腹持ちが悪い、と感じていた女性客は多かったはず。そこで、値段も手ごろで思ったほどカロリーも高くないマカロンは引き続き人気となるでしょう。

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