CAACの発表では、事故機はエアバス319型機で、2011年にエアバス社から四川航空に納品された旅客機であることが確認されている。
記録によると、エアバス天津工場の組み立てラインは2008年9月から稼働しており、当時から四川航空に納品している。2011年には四川航空にエアバス320型とエアバス319型旅客機が納品されており、今回の事故機もそれに含まれているとみられる。
CAACでは今回の事故の原因を調べているが、事故機が天津工場で組み立てられたとすると、コクピットの窓枠の接続作業に不備があった可能性が高くなるとする向きもあり、機長や副操縦士を称賛するような、単なる美談には終わらず、中国の旅客機の組み立て技術の未熟さが問われる結果となることも考えられる。