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メーガン妃 英国民の心をつかんだ結婚ドレスや心配り

イブニングレセプションではホルターネックドレスにお色直し(ロイター=アフロ)

 イギリス王室のヘンリー王子(33才)とアメリカ人女優のメーガン妃(36才)が5月19日、王室公邸ウィンザー城内にある聖ジョージ礼拝堂にて、結婚式を行った。ウィンザーは人口3万人の小さな街だが、国内外から13万人の王室ファンが集まり、熱狂に包まれた。そして、今回の結婚式は、ヘンリー王子の母であるダイアナ元妃への愛に溢れたものとなった。

 ウエディングドレスについて、当初はメーガン妃愛用の英国ブランド『ラルフ&ルッソ』、キャサリン妃が着用した英国ブランド『アレキサンダー・マックイーン』などが予想されていたが、フランスの老舗メゾン『ジバンシィ』のドレスで登場。気鋭の英国人女性アーティスティックディレクター、クレア・ワイト・ケラーが手がけた。英国王室に詳しいコラムニストのにしぐち瑞穂さんは話す。

「メーガン妃はスタイリッシュで、セクシーで、シンプルな装いがお好み。ウエディングドレスはシンプルでありながら、メーガン妃のきれいな鎖骨を美しく見せるボートネックで、さすがパーフェクトなデザインと思いました。フランスのブランドであっても、新進気鋭の英国人女性がデザインしたドレスを選ぶセンスは流石。これで英国民の心もつかんだのではないでしょうか」(にしぐちさん)

◆ベール&ブーケ

「全長5mのウエディングベールには、英連邦53か国の国花に加え、ふたりの好きな花である、ヘンリー王子が住んでいたノッティングコテージに咲く“ロウバイ”と、メーガン妃の出身地であるカリフォルニア州の州花“カリフォルニアポピー”を入れた55の花が刺繍されました。今後、メーガン妃は王子とともに加盟国親善大使という役割を担うため、国々の関係が1つの輪のごとく、平和であるようにとの願いがこめられています。ティアラはエリザベス女王が貸し出した1932年製のダイヤモンドティアラです」(にしぐちさん)

 ブーケにはヘンリー王子のダイアナ愛が込められた。

「ヘンリー王子が、ダイアナ元妃が住んでいたケンジントン宮殿に生えているワスレナグサを摘んでブーケに入れたそうです。これはダイアナ元妃が好きだった花。ブーケにはほかの花も交ざっていましたが、メーガン妃への愛だけでなく母への愛も示し、英国中の感動を呼んでいます」(にしぐちさん)

 ちなみに同日夜に行われたイブニングレセプションでメーガン妃は『ステラ・マッカートニー』のドレス、『アクアズーラ』のサテンシューズにお色直し。

「ウエディングドレスとはガラリと印象が変わった、ホルターネックドレスに英国人の目は釘付けになりました。グラマラスなハリウッドスタイルで本領発揮といったところでしょうか。右手の薬指にはダイアナ元妃の形見であるアクアマリンのリングが輝いていました」(にしぐちさん)

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