ライフ

梅雨時のキッチンアイテム、食中毒を防ぐのに必要なケアは?

スポンジはよく乾かして、2~3日に1回熱湯をかけて殺菌を(撮影/多田昌弘)

 梅雨の湿気の高まりにより気になるのは、キッチンの衛生度。雑菌がわかないようにするには、どんなケアが必要なのか?

【スポンジ】
◆スポンジ&ふきんは細菌の巣窟
 水気を多く含むスポンジやふきんは、ジメジメした場所が大好きな細菌たちの格好の溜まり場に。普段から調理道具を清潔に保つことは、食中毒の予防にも効果的。

◆便器の20倍もの細菌が!
 約1000万~100億もの細菌がいるといわれ、時には食中毒菌が潜むことも。洗剤をつけたまま水気を切らずに放置したり、風通しの悪い場所に密接して置いたりすると、一気に増殖する。

【ふきん】
◆びしょびしょ放置は厳禁!
 湿った状態で放置したふきんには、10万~100万もの細菌がいる可能性が。絞ったまま置いておくのもNG。しっかり絞って、必ず広げて乾かすこと。

◆ボロ布を切って使い捨てふきんに
 使い古したタオルやTシャツを小さく切ってストックしておき、使い捨てふきんに。エコなうえ、細菌を撒き散らす心配もなし。

◆キッチンペーパーの方が衛生的
 熱湯や塩素系漂白剤での殺菌が面倒なら、梅雨どきは厚手のキッチンペーパーを使い捨てにするのが衛生的。この方がキッチンに水気を残さず、清潔に使用できる。

【スポンジ】
◆小さいスポンジを1週間ごとに換える
 梅雨どきのスポンジは、1週間に1回を目安にこまめに換えるようにする。半分に切ったり、小さいスポンジを選んで乾きやすくするのも手。

◆しっかり絞ってよく乾かす
 使い終わったらしっかり絞って水気を切り、風通しのよい場所でよく乾燥させる。2~3日に1回、熱湯をかけて殺菌を。

【まな板】
◆1日の終わりに殺菌をルールに
 まな板にいる細菌は、室温の高い所では4時間で約350倍にも増えるといわれている。1日の最後には消毒用エタノールをかけて必ず殺菌を。

◆カビが生えやすい裏側もしっかり乾燥
 素材が土なので、水分を吸収しやすい。特に底の部分はカビが生えやすいので、洗浄後は裏返しにして置き、充分乾燥させてから収納して。

【生ゴミ】
◆毎晩捨てて、におわせない
 その日に出た生ゴミは、毎晩ポリ袋に入れて、空気を抜き、口をきつく縛って生ゴミ専用のゴミ箱へ。ゴミ箱の中に新聞紙を敷いておくと、万が一破れても、水分を吸収してくれる。 三角コーナーがあると生ゴミを溜めてしまい、嫌なニオイの原因に。置かないという選択を!

【シンクの下】
◆パンケーキシンドロームに注意!
 粉の中でダニが大繁殖し、知らずに調理したものを食べて呼吸困難などのアレルギーを発症する事例が起こっている。開封した粉は保存容器に入れて密閉し、必ず冷蔵庫で保管を。

 コナヒョウヒダニは、特にお好み焼き粉やホットケーキミックスで発生。シンクの下に収納するのは超危険!

※女性セブン2018年6月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
有働由美子と膳場貴子
【25年の因縁】有働由美子と膳場貴子“6才差のライバル関係” NHK時代に激しいエース争いを繰り広げた2人の新たなチャレンジ
女性セブン
羽生結弦の勝利の女神が休業
羽生結弦、衣装を手掛けるデザイナーが突然の休業 悪質なファンの心ない言動や無許可の二次創作が原因か
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン