2か月、3か月じゃ当たり前。予約が取れないことで知られる名店が、その味を自宅で再現できるようにと、惜しみなくレシピを教えてくれた。
1頭の牛から約1.5kgしかとれない希少部位、シャトーブリアンを惜しみなく提供する産地厳選・黒毛和牛の焼肉店『サトブリDA』。肉に情熱を注ぐ店主の佐藤明弘さんの系列店は4店舗あるにもかかわらず、人気から予約は困難を極める。そんな名店のお通しとして人気なのが、ビーフシチュー。使っているのは前日の端肉だ。
「端肉とはいえ、通常の焼肉店では商品として出すレベルの肉。その上、赤身やヒレ肉、タンなどいろんな部位が入っているので旨みが増すんです」(佐藤さん)
■サトブリDAの「ビーフシチュー」
材料<4~5人分>
国産牛肉…ぶつ切り500g、バター…20g、塩・こしょう・好みのスパイス…各適量、にんにく…25g、赤ワイン…250ml、水…1600ml、にんじん…2本、玉ねぎ…3個、無糖ヨーグルト…130g、しいたけ・エリンギ・しめじ…各1パック、市販のルー…2種・計1箱分、ウースターソース…50ml、すりごま・クリーミーポーション…各適量
◎家でもできる名物レシピ
【1】熱したフライパンにバターを入れ強火で肉を炒める。塩、こしょう、スパイスを入れ、鍋を揺らしながら混ぜる。にんにくのスライスを入れ、さらに炒める。肉の表面がカリカリになったら中火にして赤ワインを回し入れる。
【2】火を止めて5~10分後、無糖ヨーグルトを入れてなじませる。
【3】水1/2量を沸騰させた鍋に【2】を入れ、こまめにアクを取りながら中火で煮る。
【4】フライパンは洗わずにオリーブオイル(分量外)を入れ、乱切りにしたにんじん、くし形切りの玉ねぎを炒める。塩、こしょう、スパイスを入れて炒め、ウースターソースを入れて【3】の鍋に加える。きのこ類は食べやすく切り、同様の味付けで炒めて【3】の鍋に加える。
【5】 【4】に残りの水を入れて煮込む。火が通ったら市販のルーを2種組み合わせて入れることでコクを増し、店の味に近づける。約1時間煮込んだら、皿に盛り付け、すりごまとクリーミーポーションを適量かける。
【ポイント】
・無糖ヨーグルトをたっぷり入れて煮込む。ヨーグルトの酸味で肉が柔らかくなる。
・にんにくは国産を使う。赤ワインを多めに入れて炒めることで肉の風味が増す。
『サトブリDA』
住所:東京都杉並区阿佐谷南3-57-1
営業時間:17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:不定休
夜の平均予算:1万6000円~(アルコール込み)
※女性セブン2018年6月28日号