◆総額“90億9000万円”当せんの仰天売り場
元号が平成となって以降、約30年で54人もの億万長者を誕生させ、総額90億9000万円の当せん金を出しているのが、「大宮西口DOMCC」(埼玉県さいたま市)だ。
「ジャンボ宝くじの発売前には、金運の神様といわれる大己貴命が祀られる武蔵一宮・氷川神社にスタッフ全員で必勝祈願し、売り場に飾る巨大開運幕も持参して御祓いいただきます」(高橋克彦・店長)
売り場には“DOM(どん)DOM(どん)当たる億太鼓”を設置し、購入した宝くじファンはこの太鼓を叩いて当せん祈願するという。
◆浅草寺にツキを運ぶ「金龍」の恩恵
「浅草第一屋ビル宝くじセンター」(東京都台東区)は、浅草寺から100mほど離れた新仲見世通りにある。浅草寺では、境内で年に3回行なわれる「金龍の舞」の際に、金龍の頭を触ると金運が上がるといわれている。
「お参りに行ってから買った方がいいのか、ここで買ってからお参りした方がいいのかは悩みどころですが、多くの方はご購入いただいてから、お参りされているようですね」(瀧澤晴幸・店長)
販売前にスタッフ全員で浅草寺を参拝するのは他店でも恒例だが、販売期間終了後にも当せん祈願をするのが同店の験担ぎ。店先には「幸運の鐘」を設置し、購入客はそれを鳴らして高額当せんを願う。
1999年以降、9本もの億当たりが出ているが、とりわけ近年は夏場に強く、2015年のサマージャンボでは7億円の当たりくじ(1等・前後賞)が飛び出した。
※週刊ポスト2018年7月20・27日号