ライフ

ハイスペと結婚しても終わらない 港区女子の「勝ち組」とは

必ずしもハイスペ男性との結婚が「勝ち組」ではない(写真はイメージ)

 六本木、麻布十番、西麻布、乃木坂……港区界隈でハイスペック男性たちと飲み会を繰り広げる「港区女子」は、“幸せ”の基準がどうも一般的な女性と異なるようだ。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が、「ハイスペ男性と結婚しても終わらない」港区女子の生態をリポートする。

 * * *
 ハイスペックな男性との結婚──それは「勝ち組」なのだろうか。もちろん、結婚相手を選ぶ基準も、そもそも結婚するかしないかも、何が幸せと考えるのかも、個人個人によって違う。ただ、ハイスペ男子と飲み会を繰り広げる港区女子にとっては、医師や弁護士といった「士業」、あるいは稼いでいる実業家男性などと知り合い、選ばれ、結婚まで行き着くことは一種の“成功”といっていい。

 では、ゴールインすれば「勝ち組」なのかというと、そうでもないようだ。よく一緒に飲みに行っていたマミは、「結婚は通過点だよね」と笑う。よく言われる「結婚はスタート、その後の夫婦の生活をいかに幸せにするか」といった類いの話じゃない。

 すでに結婚した港区女子を見ていても、いろいろな考え方の子がいることがわかる。今の稼ぎがものすごくなくても、そこそこの貯金がある男ならいいという女子。顔面偏差値が低くてもクレジットカードを自由に使わせてくれるならいいという女子。家に帰ってこなくても高額な生活費さえもらえたらいいという女子。顔も稼ぎもいい男を捕まえた女子。そのなかでマミは、「お金も時間も外に彼氏を作るのも自由にさせてくれる男」を選んだ。

「プロポーズはバラの花束。式はリッツ・カールトン。式も新婚旅行も楽しかったけど、結婚生活なんて1年も経てば日常になる」──そう言っていたマミ。続けて語った言葉は、私は“名言”だと思う。

「日常が楽しい相手なんてそんないないの。ハイスペと飲み会して楽しいのは当たり前だよ。だってあれは彼らのオンだもん。オフも楽しい人なんて稀だよ」

 オフも楽しい人なんて稀……確かに。でも、次の言葉は反感を買うだろう。

「口説かれ慣れすぎた私にとって結婚生活って苦痛かも。平和だから。愛人気質な私は彼氏がいないとむり~」

 マミは毎週土曜日に夫からフリーの時間をもらい、「彼氏」とデートをしているらしい。ドロドロのW不倫に陥っている(楽しんでいる?)既婚港区女子もいるが、定期的に会えるライトな彼氏がいて、家庭円満な女が真の勝ち組だと彼女は語る。

関連キーワード

関連記事

トピックス

安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ブラジルにある大学の法学部に通うアナ・パウラ・ヴェローゾ・フェルナンデス(Xより)
《ブラジルが震撼した女子大生シリアルキラー》サンドイッチ、コーヒー、ケーキ、煮込み料理、ミルクシェーク…5か月で4人を毒殺した狡猾な手口、殺人依頼の隠語は“卒業論文”
NEWSポストセブン
9月6日に成年式を迎え、成年皇族としての公務を本格的に開始した秋篠宮家の長男・悠仁さま(時事通信フォト)
スマッシュ「球速200キロ超え」も!? 悠仁さまと同じバドミントンサークルの学生が「球が速くなっていて驚いた」と証言
週刊ポスト
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン