同サイトは、今回の騒動についても「国家主席の地位と習氏自身の尊厳を本気で脅かそうという取り組み」と伝え、中国当局が単なるユーモアととらえていないとの見方を示した。
中国では最近、習氏のポスターに黒インクをぶちまけた女性が逮捕されたあと、習氏の宣伝ポスターなどが回収される事件もあったばかりで、中国当局は習氏への批判はおろか、パロディでさえもユーモアととらえられないほど、過敏になっているようだ。
しかし、これとは違う見方もある。「ハリウッド・リポーター」は「中国側は単純に考えており、今年の海外作品のなかで、今回のプーさん映画よりも、もっとほかにヒットしそうな映画があると思っているからではないか」と分析。また、中国の映画関係者のなかでは、「中国ではプーさんの知名度は必ずしも高くないことが上映見送りの大きな原因となっているのでは」との指摘もある。