ミス日本の“高学歴化”には事務局の担当者も驚いている。
「2015年度に準ミス日本に選ばれた秋山果穂さんも偏差値93.7という驚異的な頭脳を持った東大生でしたが、狭い専門的な世界で生きていくことへの不安、自分の判断力や軸がブレてしまうのでは? という危機感から、ミス日本に応募してきました。
いまのような情報化社会では、ボランティア活動に参加する若者がSNSを通じて集まるように、幅広く社会と繋がって新しい分野に積極的にチャレンジしたいという気持ちが増幅しているように感じます。特に就職活動を控える学生にとっては、将来の方向性とは別の世界も見てみたい気持ちが高まるのだと思います。
ただ、ミス日本は決して“高学歴ミスコン”ではありません(笑い)。いま完成された美でなくても、ファイナリストに選ばれれば、外見、内面、行動の美をさらに磨ける勉強会やレッスンなど、さまざまな場を提供しています」(ミス日本コンテスト事務局の和田健太郎事務局長)
さて、今回紹介した4人の中から、3つの美を磨いてミス日本の栄冠に輝く女性は出るか。
●撮影/渡辺利博