国内

好調な雅子さま 16年ぶり那須御用邸静養中の取材対応も

那須塩原の駅頭を並んで歩かれるご一家(撮影/JMPA)

 両陛下や皇太子家が静養や公務で地方に出かけたとき、現地の駅舎を出て、車に乗り込むまでを見ることを、皇室の担当記者たちは「駅頭取材」と呼んでいる。市民の歓声に応えて、皇族方が笑顔で手を振られる、あのシーンだ。

 特に皇太子ご一家の場合、静養中に取材する機会がない。だから、ほんの数分の駅頭取材だけが、ご様子を見られる唯一の機会。記者たちは、小さな表情の変化も見逃さないように、目をこらしたものだ。

 だが平成最後の夏、皇太子同妃として過ごされる最後の夏は、前代未聞の連続だった。

「どんなダンスを踊るの?」
「オクラホマミキサー」
「私も踊ったことあるよ」

 8月25日、愛子さまは、那須塩原(栃木)の駅前で、踊りが好きだという少女たちと会話を交わした。自然と笑顔が弾ける。

 隣の雅子さまも、到着を待っていた人々に、「暑い中、ありがとうございます」と声を掛けられ、何度も膝を折ってしゃがまれると、小学生の子供には「夏休みの宿題は終わりましたか」と話しかけられていた。

 夏休み恒例の那須御用邸での静養。その道すがらの駅頭でのお声掛けには、過去最長となる約20分が費やされた。車に乗り込むと、両側の窓を開け、見送る人たちに最後まで笑顔を見せられた。

「“駅頭での交流の時間を充分に”というご一家の意向があったからでしょう。それまではほんの短い時間だけだったので、今年は御用邸に到着される時間も後ろにずらして、計画・準備をしてきたのだと思います」(宮内庁関係者)

◆雅子さまの回復ぶりはめざましい

 御用邸到着後も、サプライズが待っていた。今までなら、静養に入ると一切、取材の機会がなかったのだが──。

「今年、史上初めて、ご一家が御用邸の敷地内を散策する様子の取材が許可されました。しかも、写真を撮るだけでなく、記者団の問いかけにも、愛子さまが“那須の自然に触れるのがいちばん楽しみです”と応じられた。

 極めて異例のことです。記者が質問するのは入学式や卒業式などのおめでたいときだけで、普段の生活の中で記者とのやり取りがあるのは、ほとんど記憶にないほどです」(前出・宮内庁関係者)

 那須の静養では、27日夕方から那須ステンドグラス美術館を私的に訪れ、ステンドグラス作り体験や地元・黒磯高校の生徒によるコーラスを楽しまれ、お帰りは23時を回っていたという。

 それに先立つ須崎御用邸(静岡、16~21日)での静養でも、ご一家は例年にはない異例の対応を見せられた。

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
JALの元社長・伊藤淳二氏が逝去していた
『沈まぬ太陽』モデルの伊藤淳二JAL元会長・鐘紡元会長が逝去していた
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン