スポーツ

スポーツ界の「ドン」「女帝」生まれる要因の2パターン

体操の騒動は泥沼化(共同通信社)

 体操女子の宮川紗江選手に対するパワハラ騒動が泥沼化している。日本体操協会強化本部長の塚原千恵子氏と、夫で同協会副会長の塚原光男氏から「コーチの解任をはじめとするパワハラを受けた」と宮川選手が主張すれば、その直後、塚原夫妻がメディアに反論文書を発表し、パワハラを否定。9月2日には一転して謝罪を申し入れるも、宮川選手に拒否されたため、事態が収束する気配はいまだ見えない。

 日本ボクシング連盟前会長の山根明氏による判定不正介入や助成金流用疑惑、日本レスリング協会の栄和人前強化本部長による伊調馨選手へのパワハラ騒動など、今年のアマチュアスポーツ界は“横暴な権力者”の問題で揺れ続けている。

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏によれば、アマスポーツ界に「ドン」や「女帝」が生まれる要因には、2つのパターンが存在するという。

「ひとつは実績のある元選手が協会内で発言力を持ち、地位を固めていくケース。強化部長など要職について、自身のノウハウを余すところなく伝え、有名選手を育てることで、指導者としての実績も重ねる。そうして組織内で権力を強める。

 もうひとつは政財界の大物や、事務方出身の人物が力を持つパターン。各競技団体の会長を政治家や大企業の社長が務めている例が少なくないが、これは国庫補助金を受けやすく、大会スポンサーもつきやすくなるから。多くは形だけの名誉職ですが、自身が競技経験者だったり、政界引退後の“肩書き”を欲する人間の場合、実務にも口を出し、実権を握ろうとするケースも目立つ」

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン