【初級】
初級編は、女性とのコミュニケーションがうまく取れない男性を対象に「出会いを作る」テクニックを伝授する。街中でのナンパの肝とされるのは、「女の子が興味を持つことをネタにする」ことだという。
例えば、見るからに浜崎あゆみファンの女の子には、自分とあゆが2ショットで写った携帯の待ち受け画面を見せ、「あゆ好きなん? 俺、昨日あゆと遊んだで」と声をかければ、女の子は強く興味を持って嫌でもトークに引き込まれるという。
口調の軽薄さもさることながら、そもそも浜崎と2ショットを撮れる男性がこの世に何人いるだろうか…。
マニュアルでは声をかけたその日にセックスできる女性を「即系」と呼び、見た目や行動から見分ける方法も教える。
「染めた髪の根元が黒いプリン状態の女性」や「おっとりした顔つきの女性」は、理性が乏しく、性においてもだらしない。「眠そうに立つ女性」「何かを食べながら歩く女性」は、連れ出してから即セックスできる確率が高い、という。
「声かけのトーンひとつで、印象は変わる」と一見まともに思える章では、「こんちはっす(↑)」「こんちゃ!(↓)」という挨拶が堂々と紹介されている。ちなみに(↑)は、語尾を上げるという意味のようだ。逆に、「どうも、こんにちは(↓)」だと、誠実性をアピールできるのだそう。
【中級】
「惚れる快感の多くは、性的な快感」「快感と共にあなたを記憶させる作業が、女の子をあなたに惚れさせる基本」という文言が並ぶのはステップアップの中級編。
約100ページの中で紹介されるのは「カラオケと漫画喫茶どっちにする?」などと選択肢を2つに限定して相手を誘導する「二者択一法」や、「〇〇ちゃんは優しいから一緒に遊んでくれるはず」と決めつけて相手を従わせる「レッテル話法」など。有名な心理テクニックが羅列されているだけだ。
※女性セブン2018年10月4日号