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2018.09.27 07:00  女性セブン

秋はチャンスの家庭菜園、収穫量が変わる「土づくり」の準備

土を入れたビニール袋を密封して直射日光に当てると、土の中で繁殖した菌が死滅する(イラスト/飛鳥幸子)

 異常気象で野菜の価格が高騰し、自宅で育てて節約する人が増えている昨今。中には、野菜作りは次の春までお休み…と思っている人もいるだろうが、夏の間に野菜を育てていたコンテナで、秋からは小松菜やベビーリーフなどの葉菜、ラディッシュなどの根菜などを栽培して楽しむことができる。

 しかし、野菜作りを成功させ、収穫量を増やすためには、以下を注意してほしい。

◆連作の場合は土をリフレッシュさせる

 前シーズンに野菜を育てた土で、そのまま次の野菜を育てるのは禁物、とは園芸研究家の山田幸子さん。

「例えばキャベツの後に小松菜を作りたい場合、両方ともアブラナ科の野菜です。同じ科の植物を育てると、その科を好む病害虫が増え、また、肥料分が偏って次の小松菜がうまく育ちません。これを連作障害といい、育てる土や場所を変えなければいけません」(山田さん・以下同)

 別の種類の野菜を育てる場合でも、前の土をリフレッシュさせる必要がある。

【1】収穫を終えた野菜を根ごと引き抜いても、土の中には根や葉が残り、そのまま放置すると病害虫が増える恐れがあるので、取り除く必要がある。

「まずは庭やベランダに新聞紙を広げ、そのうえでリサイクルする土をすべてふるいにかけて。すると、古い根や葉、根切り虫などの幼虫や卵を取り除くことができます。土をふるいにかけると、病害虫のもとを取り除くだけでなく、土のかたまりがほぐれて水はけもよくなります」

【2】ふるいにかけた土は、ビニールシートなどに広げ、完全に乾燥するまで2~4日ほど天日干しにする。

「気温が高いうちは日光消毒しやすく、秋は乾燥するので今が作業のタイミングです」

【3】乾かした土をビニール袋に3分の1程度入れ、霧吹きなどで土を充分に湿らせて密封。秋ならこれを直射日光の当たるコンクリートの上に3~4週間置き、袋の中を蒸らす。

「土が70℃近くになると、たんぱく質を主成分とするバクテリアや害虫の卵は死滅します。冬になった場合は、霜と寒風にさらして死滅させることもできます」

 これらの手順を踏んだ後、市販の新しい培養土を同量ずつ混ぜ、元肥として化成肥料を追加すれば、また野菜を育てることができる。

◆復活剤を利用すれば殺菌も養分強化もできる

 これらの処理をする時間がない場合、古い土に市販の“復活材”を混ぜる手もある。

「復活材には、殺菌効果があり、腐葉土などが含まれます。腐葉土は通気性・保水性・保肥性に優れ、微生物のえさにもなり、土質が向上します。土の天日干しは不要ですが、根や葉の破片が残っているとまた病害虫が増えるので、ふるいにかける作業は行って」

 とはいえ、野菜がひどい病気になったり、病害虫がはびこった土は、再利用せず廃棄した方がよい。捨て方は自治体の指示に従って。

※女性セブン2018年10月11日号

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