国内

二股批判で男を下げた小泉進次郎氏に立ちはだかる橋下徹氏

ピンチをチャンスに変えられるか(時事通信フォト)

 すっかり男を下げた小泉進次郎氏が巻き返しの“次の一手”を探っている。総裁選の対応が「安倍と石破に二股をかけた」と批判され、記者会見で早く態度を表明しなかった理由を問われてうっかり「ネクストバッターズサークル」すなわち“次の打順を待っている”と口を滑らせ、安倍側近から「すごい自信だな」と皮肉られる始末。将来の総裁の座が遠ざかったと見られている。

 進次郎氏が名誉挽回に力を入れたのが沖縄知事選の応援だ。3回も現地入りして街頭演説に立ち、集客力が健在なことをアピールした。気になるのは彼の視線が誰を向いていたかだ。

「そりゃ菅義偉・官房長官ですよ。知事選の指揮を執る菅さんを喜ばせたかった」

 そう語るのは親交のある中堅議員だ。菅氏のほうも、「将来は河野太郎か小泉進次郎だ」と公言している。

「党内で逆風にさらされている進次郎には派閥の庇護もない。総理・総裁を目指すには強力な後見人が必要だと本人も思い知ったはず。安倍総理が“最終任期”を迎え、官邸の司令塔として政権を支えているのは菅さん。来年の参院選で自民党が大敗すれば、安倍退陣で菅さんのワンポイントリリーフもありうる。頼るなら菅さんと判断するのはわかる」(同前)

 そんな進次郎氏の前に立ちはだかるのが、こちらも菅氏と強いパイプがある橋下徹氏だ。『政権奪取論 強い野党の作り方』を上梓し、総裁選後のテレビ出演では、進次郎氏の態度について「意味不明。本当に残念」と一刀両断。“将来の首相候補”である進次郎氏との違いを見せることで政界に新たな旗を立てようとしているようにも映る。大御所の経済評論家、堺屋太一氏はこう評する。

関連記事

トピックス

羽生結弦が主催するアイスショーで、関係者たちの間では重苦しい雰囲気が…(写真/AFLO)
《羽生結弦の被災地公演でパワハラ告発騒動》アイスショー実現に一役買った“恩人”のハラスメント事案を関係者が告白「スタッフへの強い当たりが目に余る」
女性セブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)
《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン