『アプリ婚』の著者、新里碧さん


──「アプリ婚」をした経験から言って、今後はどんなサービスがあればより皆が幸せになれると思いますか?

「自分の良いところをどうアピールしたら良いか、異性の選び方など、相談に乗ってくれるようなサービスができるとより使いやすくなると思います。まだまだ身近にマッチングアプリを使っている友人やマッチングアプリのことを相談できる相手がいない方も多いので、そういった方向けのコンシェルジュサービスのニーズはあると思います」

 確かに「せっかく合コンで金曜日の夜の2時間を使ったのに、いい人いなかった……」というよりは、効率的な面があるだろう。一方で、中には勧誘や、既婚者で下心ばかりのユーザーもいるので、「やばい人センサー=怪しい人を見抜く感覚を磨いてほしい」(新里さん)という。

【プロフィール】にっさと・みどり/取材漫画家、イラストレーター、アーティスト。東京藝術大学を卒業後、外資系広告代理店のアートディレクターを経てフリーランスに。2011年に愛知県の離島振興事業「あいちの離島80日間チャレンジ」にて、佐久島へ4か月間住み、毎日漫画を執筆。翌年監修・デザイン制作をした「あさりん」は、2012年ゆるキャラグランプリみうらじゅん賞受賞。お見合いアプリでの結婚を描いたコミックエッセイ『アプリ婚 お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました』(小学館)が発売中。

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