芸能

安藤サクラ一家、家族円満の秘密とほどよい距離感

娘を抱っこして歩く安藤サクラ

 初回視聴率が23%を超え、大ヒット中のNHK朝ドラ『まんぷく』。ヒロインを演じる安藤サクラ(32才)は、撮影場所がある大阪で1才の娘と2人暮らし中だ。NHK大阪は安藤サクラを迎えるに当たり託児所を設け、撮影中はそこに娘を預けているとのこと。また、母・安藤和津(70才)も大阪に足繁く通い、娘と孫の世話をしているという。

 頼りになるおばあちゃんぶりを発揮している和津だが、実は昨年末までは“介護うつ”に悩まされていた。

 1998年に母親に脳腫瘍が見つかり、2006年に亡くなるまで介護を続けたが、亡くなる1年前にうつ状態がひどくなったという。和津は以前、本誌にこう明かしていた。

「在宅介護で看取ったんですが、亡くなった後もずっと介護うつが行ったり来たりして。無理してテレビに出ても、言葉が出なくなり、文章も手紙も書けなかった」

 そんな状況を変えたのが、孫の存在だった。サクラは昨年春に娘を出産。その年の12月に仕事復帰をしており、自然と和津が面倒を見る機会が増えた。

「孫にかかわることが、私の中に残っていたうつの種みたいなものを、背中を叩いて出してくれた。介護の未来は看取ることしかないけど、孫は未来がある。同じ作業でも癒され方が違うんです」(和津)

『まんぷく』の撮影が始まってからは、サクラが仕事をする大阪に通い、その合間に長女で映画監督の安藤桃子(36才)が暮らす高知を訪れて、3才になる孫の面倒を見る。エッセイなど自身の仕事の際は東京に戻って原稿を書く。

 娘たちとは離れて暮らし、夫・奥田瑛二(68才)とも東京に戻った時しか一緒にいない多忙な日々。だが“孫育て”のやりがいが、和津を介護うつから解放した。

 夫を置いて、娘にかかりきりになる妻に「過保護」という評価はよく聞かれるが、産後すぐに働く女性が多い今の時代、母の手助けはプラス以外のなにものでもない。

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