芸能

高須院長「美腹筋ブームはモテ願望とは別。男性化も?」

美腹筋・美尻ブームを解説する高須院長

 美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、近年ブームとなっている「美腹筋」や「美尻」についてうかがいました。

 * * *
──ここ数年の“女性の美”のトレンドとして、アスリートのような引き締まったボディーというものがあります。きれいに割れた6パックの美腹筋や、プリッと上がったヒップなどに憧れて、トレーニングを始める女性も多いようです。

高須:そういうのが、今のトレンドということなんだろうね。ちょっと前だったら、バッキバキに割れたお腹よりも、なめらかで女性らしいお腹のほうが魅力的だっていう時代もあったからね。美しさというものは、時代によって変わるもの。絶対的なものではないんだよ。でも、裏を返せば、どんな女性だって、時代が変われば美しくなるってことだからね。つまり、女性は全員美しい。素晴らしいね(笑い)。

 ちなみに、男性のほうもそういうブームはあるんだよ。僕がクリニックを開業したころは「巨根ブーム」があったね。陰茎を長くしてほしいと駆け込んでくる男性も多かった。今ではあまり流行ってないけど、“長茎術”とか“亀頭増大”なんて言葉がもてはやされたこともあったんだから(笑い)。

──男性が巨根にしたいと思う背景には“モテたい”という願望もあるとは思うのですが、女性が腹筋やヒップを鍛えるのも、“モテたい”という気持ちがあるんでしょうか?

高須:いや、そうじゃないと思うよ。むしろ、自分の理想の体に近づきたいという、内側に向けた願望だろうね。どちらかというと趣味みたいなものだ。トレーニングそのものが目的になっているんだよ。

 それに、腹筋やヒップを鍛えて、筋肉をつけていると、体脂肪率は下がってくるわけで、もしかしたらホルモンバランスも変わってくるのかもしれないな。だんだんと男性ホルモンが増えてきて、毛深くなったりもしてるんじゃないかな。そういう意味でも、やっぱり“モテたい”ということで鍛えてるのではないんだろうね。あくまでも、自分を極めるために鍛えているんだよ。

──ヒップアップのために、お尻にプロテーゼを入れるという方法もあるんですよね?

高須:そうそう。僕が開業した当時なんかは、ヒップアップのプロテーゼ(シリコンバッグ)挿入がとても人気だった時期もあった。その時代には、ハト胸出っ尻が不美人と考える人たちもいたけどね。

 豊尻手術は、皮下脂肪と臀筋との間にシリコンゼリーを入れた薄い袋を埋め込むんだけど、乳腺がカバーしてくれる豊胸手術と違って、ピンが刺さったり複雑な衝撃で壊れることも多いうえ、しょっちゅう動く部分だから同じ形を保つことが困難で、効果を長時間維持するのが難しく、流行は急激にしぼんでしまった。いまだにブラジルなんかでは、それなりに人気らしいけどね。現地の若い娘さんの夢はTバックをはいてサンバを踊ることだから、効果が一時的でもプリッとしたお尻になりたいという需要も多いんだろうと思うよ。

──おそらく、今の日本の女性たちも、それこそサンバを踊っている南米の女性のようなプリッとしたボリュームのあるお尻に憧れているのでしょうね。

関連記事

トピックス

STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
東京都内の映画館で流されたオンラインカジノの違法性を訴える警察庁の広報動画=東京都新宿区[警察庁提供](時事通信フォト)
《フジ社員だけじゃない》オンラインカジノ捜査に警察が示した「本気度」 次のターゲットはインフルエンサーか、280億円以上つぎ込んだ男は逮捕
NEWSポストセブン
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
参政党の神谷宗幣・代表(時事通信フォト)
《自民・れいわ・維新の票を食った》都議選で大躍進「参政党現象」の実態 「流れたのは“無党派層”ではなく“無関心層”」で、単なる「極右勢力の台頭」と言い切れない本質
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン