芸能
2018.11.12 07:00 週刊ポスト
樹木希林さんの言葉「私だって悩む。でも、30秒」

鎌田實氏が樹木希林さんとの思い出を明かした
女優の樹木希林さん(享年75)が2018年9月に亡くなってから、各方面から追悼とともに思い出や彼女の魅力を語る言葉があがり続けている。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師(70)も、「がん」についての対談をきっかけに交流した思い出から、樹木さんのユニークで強い生き方について振り返った。
* * *
10年以上前、樹木希林さんと何度か、がんについて対談したことがある。ぼくのどこを気に入ってくれたのだろうか、しばらくして、突然、樹木さんから電話がかかってきた。何事かと身構えると、ご自宅に誘われた。約束の時間を待っていると、自分で車を運転して、迎えに来てくれた。
マネージャーはおらず、仕事のオファーはファクスで、早いもの順。ギャラの交渉も自分でする。運転手はいないから、自分で車を運転していく。このスタイルは、亡くなるまで続いた。
ご自宅に通されて驚いた。コンクリート打ちっぱなしのモダンな造り。味のある家具がすっきりと配置されていた。物は選び抜かれたものだけ。大切なものは、洋服でも着物でも、その命が尽きるまで使い続ける。
むだなものを持たない生き方をするために、プレゼントもお土産ももらわないようにしていた。そのまま宅配便でお返ししてしまうこともあるというから、かなりの徹底ぶりだ。
関連記事
トピックス

「中国海警法は国際法違反」共産党・志位委員長発言に自民議員も喝采
週刊ポスト

全豪圧勝の大坂なおみ 苦手な土と芝のコートを克服できるか?
週刊ポスト

林修の冠番組が相次ぎテコ入れ 内容が大きく変わったのはなぜか?
NEWSポストセブン

政治家・橋本聖子氏 悪い噂も良い評価もない「自分の意見がない」
女性セブン

福原愛、帰国で夫婦別居へ SNSに意味深ポエム、結婚指輪も外し…
女性セブン

眞子さま結婚問題に言及 陛下から殺伐とした秋篠宮家へのメッセージか
女性セブン

『青天を衝け』草なぎ剛&木村佳乃の共演にテレビ界が驚く理由
週刊ポスト

秋篠宮家で1年間に5人の宮務官が依願退職 背景に眞子さま結婚問題か
週刊ポスト