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三陸鉄道の女性運転士「都会と違ったのんびりさが魅力」

三陸鉄道の宇都宮聖花さん

 近年、様々な場所で活躍する女性が増えているが、鉄道もそのひとつ。岩手県の沿岸を走る三陸鉄道で運転士歴1年になる宇都宮聖花さんに、その魅力を聞いた。

 高校卒業後、関東の鉄道会社に3年間勤めましたが、東日本大震災から5年の節目の年に、復興の力になりたいと思って地元・岩手に戻ってきたんです。

 都会と違い、こちらはのんびりした運行で、発車までの間にお客様とお話ししたり、高齢の方が乗車するのをお手伝いしたり、さまざまな触れ合いがあります。美しい車窓を楽しみに来られる観光客も多いですが、震災後の状況を訪ねてくる方もいらっしゃいます。

 お客様に安全に乗ってもらえるよう気を張っているので、一日の乗務が終わるとぐったりです。休日はたっぷり睡眠をとり、美味しいものを食べてリフレッシュしています。海が近いので海の幸もいいのですが、私がいちばん好きなのは、実はお肉なんです(笑い)。

●三陸鉄道/岩手県三陸海岸沿いを走る鉄道。北リアス線(宮古~久慈)、南リアス線(盛~釜石)を運行する。東日本大震災での復旧活動が進むJR山田線(宮古~釜石)が来年3月に同鉄道に移管予定。統一されれば3線で総延長163キロとなり、第三セクター鉄道として全国一長い鉄道となる。

撮影■槇野翔太

※週刊ポスト2018年11月23日号

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