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新人バンドの“沼”にハマった女性 ツアー帯同で30万円使う

新人バンドの“沼”にハマった女性のエピソード(写真/アフロ)

 好きになったら抜け出せない、沼のようにどんどん深みにハマっていく様を、最近は“沼落ち”というらしい。好きなことがある人生は幸せだが、思いが募るあまり、多くの時間と資金をつぎ込む人も増えている。新人バンド沼に落ちた39才会社員女性が実体験を告白する。

 * * *
 とある新人バンドを好きになりました。まだ知名度は低く、ライブ会場も狭いところ。これまでGLAYのような、ビッグネームのバンドしか見てこなかったので、ステージとの距離の近さや、本人がすぐそこにいる現実にタガが外れてしまって…。

 全国ツアーにもついて行くようになり、1つの公演で名古屋や大阪に遠征すると、チケット代、グッズ代、交通費、宿泊費と、低く見積もっても30万円ほどに。

 CDやDVDは初動購買が売上順位に影響するので、“聴く用”と“保存用”に2枚ずつ購入。さらに、最近は同じアルバムでもジャケットデザインが違うものが多いので、もちろん全種類購入します。あとでダブったものは布教活動(!?)として、友達に渡して聴いてもらっています。

 封入特典が数種類ある場合は目指せ、コンプリート! そのかいあって、シングルがオリコン10位に食い込んだときは達成感で本当にすがすがしくて、生きててよかったって思いました。誰よりも早く私が見つけたバンドが、有名になっていくのが快感!!

※女性セブン2018年11月29日・12月6日号

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