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SBホークス データから効率良い守備・走塁をAI分析

走塁の評価は難しいが…(撮影/藤岡雅樹)

 今年のプロ野球は福岡ソフトバンクホークスの2年連続日本一で幕を閉じた。故障者が続出したホークスはシーズン開幕から苦戦したが、後半から首位を猛追。リーグ優勝こそ埼玉西武ライオンズに譲ったものの、CSではそのライオンズを破り、日本シリーズでも広島東洋カープを圧倒した。

 ホークスの選手層が厚いのは確かだ。ただその陰には、12球団一のデータ分析力によるサポートがあった。IT企業のライブリッツ株式会社と提携し、ヤフオク!ドームで測定した弾道測定器「トラックマン」で取得したデータなどの解析を行っている。

 それに加えて、ホークスはライブリッツ社が開発した最新システムを今年から導入。それが「野球選手AIトラッキングシステムFastmotion」(以下、選手AI)だ。

 高性能カメラで撮影した映像データを解析して、選手の動き(走者や守備につく野手の動き)をデータ化。走者は適切なコースを走れているか、シチュエーションごとにどんな守備シフトが敷かれているか、守備範囲、位置、反応速度はどうか……などが一目瞭然となり、戦術や選手評価に活用できる。特に守備・走塁を重視する日本の野球には、重要な分析だろう。

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