芸能

高須院長 仏デモに「市民運動の矛盾が詰め込まれている」

フランスのデモに高須院長が苦言

 美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、フランスで発生した反政府デモについてお話をうかがいました。

 * * *
──フランスで燃料税引き上げに反対するデモ行動が広まり、マクロン大統領は増税の延期を決めました。

高須:あれはデモではないよ。暴動だ。単なる暴力行為。どんな思想があろうと、どんな目的があろうと手段が間違っている。そして、それに屈するフランス政府もけしからん。本来なら制圧すべきだよ。

 国家は国民の家なんだよ。だだをこねて暴れる子供を甘やかしていたら、家庭が間違いなく崩壊する。家族の長は暴れる子供を抑えつけてでも鎮めなければならない。フランスもそう。マクロン大統領は自分の権限で暴徒を鎮圧すべきだったと思うね。

 一度、暴力に屈してしまうと、もはや政府や大統領は存在意義を失うんだよ。政府が何をしようが、大統領がどんな話をしようが、市民と呼ばれる暴徒が街に火をつけたら、すべてがひっくり返るというありえない状況を生み出してしまったんだからね。そんなもの国家でも何でもない。単なる無政府状態だ。ナポレオンのような1人の力で世の中を治めることができる英雄が現れない限り、フランスは暴徒の思うがままの状態だね。悲しいよ。

──今回のデモ運動は「ジレ・ジョーヌ」(フランス語で、黄色いベスト)と呼ばれ、SNSでの呼びかけで集まった人々が多いとのことです。もちろん、平和的なデモを行う人もいるのですが、その一方で破壊行為や略奪行為をする人々もいるようですね。

高須:マクロン政権に対して不満を抱えているということは同じなのかもしれないけど、デモ参加者の思想や目的はバラバラなのだろうね。そんなものが果たして正しいデモといえるのか、ということだよ。

 そもそも燃料税の引き上げも、マクロン政権の環境保護政策によるものだからね。温室効果ガスの排出を軽減させるため、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を終了するというのがマクロン大統領の政策。その一環として、燃料税を引き上げているんだよ。それに反対しているということは、環境破壊思想そのものだよ。世の中を壊そうとしているんじゃないのか?

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン