国内

平成17年 ライブドアニッポン放送株取得、電車男、萌え~等

ニッポン放送株取得でフジと和解したのもこの年(時事通信フォト)

 いよいよ平成が終焉に向かっている。平成とはどんな年だったのか? 平成17(2005)年を振り返る。

 ケニアの環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんの来日で「MOTTAINAI」精神が全国へ広まったこの年。日本は戦後60年を迎えた。

 天皇皇后両陛下は6月、第二次世界大戦の犠牲者を追悼するためにサイパン島を訪問。初の海外慰霊となった。

 総選挙では小泉自民党が296議席という歴史的な圧勝。小泉政権最大の政策課題だった郵政民営化法が成立した。

 ホリエモンこと堀江貴文社長のIT企業『ライブドア』が2月、ニッポン放送株の35%を取得したと発表。その後、フジテレビなどをめぐって株式取得争奪戦が激化するも、4月に和解。

「自然の叡智」をテーマにした愛知万博『愛・地球博』が開幕。マンモスの展示や国際色豊かなパビリオンが人気を集め、185日間で入場者数は2204万9544人。目標数の1500万人を大きく上回った。

 安全対策の遅れに批判が寄せられたのは、JR福知山線脱線事故。4月25日午前9時18分頃、兵庫・尼崎市のJR福知山線塚口−尼崎間の踏切付近で快速電車が脱線。制限時速70kmのカーブを時速116kmで進入し、線路脇のマンションに激突し大破した。この事故で死者は乗客と運転士の計107人。562人が重軽傷を負う大惨事に。

 凶悪事件では自殺サイトで知り合った女性や男子学生らを絞殺。窒息や白いソックスに快楽を覚えるという快楽殺人犯や、実母殺害の5年後、大阪・浪速区のマンションに住む姉妹を殺害、放火した男が逮捕(共に死刑執行)。

 芸能界では東京・秋葉原にAKB48劇場がオープン。前田敦子ら1期生によるAKB48が始動。初公演の客は、わずか7人だったという。

 ドラマでは、先日、ハリウッドでリメークが決定した『電車男』が伊東美咲、伊藤淳史主演で高視聴率。

 流行語は「小泉劇場」「想定内(外)」「萌え~」など。

■平成17(2005)年の出来事
2月17日 中部国際空港(セントレア)開港
3月25日 愛知万国博覧会『愛・地球博』が開幕
3月28日 森進一と森昌子が離婚
4月1日 個人情報保護法全面施行
4月18日 ニッポン放送株取得でフジテレビ、ライブドアと和解
4月25日 兵庫・尼崎市のJR福知山線で快速電車脱線事故
4月27日 環境省は夏の軽装ファッションの愛称を『クールビズ』に決定
6月27日 天皇皇后両陛下がサイパン島を訪問
7月17日 北海道・知床半島と周辺海域が世界遺産に登録
9月7日 ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜が日米通算400塁打を達成
9月11日 第44回衆議院議員総選挙で小泉自民党が圧勝
11月15日 紀宮さまが黒田慶樹さんと結婚
11月17日 国土交通省が姉歯建設事務所による耐震強度構造計画偽装を公表
12月8日 市村正親と篠原涼子が結婚

※女性セブン2019年1月1日号

関連記事

トピックス

行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
SNSで「卒業」と離婚報告した、「第13回ベストマザー賞2021」政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗さん(時事通信フォト)
三浦瑠麗氏、離婚発表なのに「卒業」「友人に」を強調し「三浦姓」を選択したとわざわざ知らせた狙い
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン