レイザーラモンRGは髪形を細川たかしと同じに
RG: そもそもは2010年ころに市川海老蔵さんのモノマネを始めたのがきっかけです。海老蔵さんが熱愛報道、結婚、けがと頻繁に週刊誌をにぎわせていて、ワイドショーと同時進行でモノマネをする楽しみを、そこで覚えまして。
2014年に小保方晴子さんや佐村河内守さんのモノマネをしたあたりから、ワイドショーになってすぐギリギリの人たちのモノマネをするのが楽しくて(笑い)。SNSに載せて、「さすがRG早いな」と言われるのが快感です。日本で一番早くマネたと自負しているのが、アメリカ大統領のトランプさん。トランプさんもギリギリ発言が多かったので、やっていて楽しかったです。
――ギリギリを突くと反感を買いそうですが、炎上しないために気をつけていることは?
RG:早さです。炎上する人って、情報を周回遅れでキャッチしている人たちに叩かれているんですよ。たとえばぼくが中心にいる円があるとして、ぼくがモノマネをすると、近くの人たちは「おもしれえ」と言ってくれる。
そこが第1陣で、その周辺の第2陣の人たちが、不謹慎だと言い出す。ネタを早く出すと、お笑いに敏感な人たちが“面白いバリアー”を張ってくれるんです。ただ、第2陣の人たちに向けた方がフォロワー数は増えるのですが、ぼくはそこに興奮しないので。
小さな子どもにかかわる事件だったり、未成年であったり、振り返ると、ぼくは自然にそういう人たちを選ぶのを避けていた感じですね。
――炎上商法という言葉もあるが、炎上は怖い?
RG:それを活かせるならいいと思います。ぼくは「RGはフォロワー狙いでこのモノマネか」と思われたくない。第1陣の、ぼくを面白がってくれている人たちを大事にしたい。
だからぼくは、細川たかし師匠以外定番でマネている人はいないんです。ぼくが頭を剃ってやっているので、みんながどれだけズラで似せてこようが、ぼくに敵わないじゃないですか。師匠に名前もいただきましたし。
――今までやった中で、いちばん危険だったモノマネは?
RG:小保方さんですね。小保方さんのモノマネをしたとき、周りがピリッとしていました。あれはやばかったです。小保方さんの件はうやむやになってしまったので、STAP細胞が発見されて、ハッピーに終わってほしいです。
――なぜ細川たかしさんのマネを?