芸能

平成映画ランキング 千と千尋、タイタニック、アナ雪が上位

『千と千尋の神隠し』発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン DVD【デジタルリマスター版】5076円(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM

 たくさんの映画がヒットした平成の時代。1997年の『タイタニック』までは洋画人気が根強かったが、以降は邦画が逆転した。テレビ解説者でコラムニストの木村隆志さんが説明する。

「それまでつまらないといわれてきた日本映画に、制作力・資金力・PR力のあるテレビ局が本格参入。ドラマ作品をスケールアップした形で映画化した。さらに企業などを多角的に巻き込んだ“製作委員会”も一般化。リスクの分散に成功したことで、『踊る大捜査線』以降は邦画が勝ち組となった」

 さらに、トレンドウォッチャーのくどうみやこさんは、こう話す。

「『アバター』をきっかけに3D映像が定着。以降は映像や音響にこだわり、“この映画はこのシアターで、3Dで見る”など、映像まで選択するようになりました」

 そこで平成の国内映画興行収入ランキングベスト10を紹介する。

【国内映画興行収入ベスト10】
第1位 『千と千尋の神隠し』2001年 308億円
第2位 『タイタニック』1997年 262億円
第3位 『アナと雪の女王』2014年 255億円
第4位 『君の名は。』2016年 250.3億円
第5位 『ハリー・ポッターと賢者の石』2001年 203億円
第6位 『ハウルの動く城』2004年 196億円
第7位 『もののけ姫』1997年 193億円
第8位 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』2003年 173.5億円
第9位 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』2002年 173億円
第10位 『アバター』2009年 156億円

『千と千尋の神隠し』は制作・スタジオジブリ、監督・宮崎駿の長編アニメ。平成のみならず、日本歴代興行収入第1位。10才の千尋が神々の世界へ迷い込む物語。夏木マリ、菅原文太、神木隆之介などが声優を務めた。

『タイタニック』は1912年に起きた豪華客船タイタニック号沈没事故が題材。主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。船の先端での2人のシーンをマネする人が続出。主題歌はセリーヌ・ディオンが歌い大ヒット。

※女性セブン2019年1月3・10日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
テレビの“朝の顔”だった(左から小倉智昭さん、みのもんた)
みのもんた「朝のライバル」小倉智昭さんへの思いを語る 「共演NGなんて思ったことない」「一度でいいから一緒に飲みたかった」
週刊ポスト
陛下と共に、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さま。「お孫さんのことをお詠みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話された(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
【61才の誕生日の決意】皇后雅子さま、また1つ歳を重ねられて「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら…」 陛下と微笑む姿
女性セブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン