芸能

レスリング吉田沙保里 引退会見で見せた強い意志と“次の夢”

「引き際が大事」父・栄勝さんの言葉に触れ、引退の決意を語った

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、引退を発表したレスリングの吉田沙保里選手を分析。

“霊長類最強女子”と言われたレスリング女子の吉田沙保里選手が現役を引退した。1月10日、都内のホテルで引退会見を行った吉田さんは、涙を見せることもなく、終始笑顔で明るく、歯切れよく爽やかだった。引退というより、第2の人生のスタートを切ったという印象が強く残った。

 なぜ、そんな印象を強く持ったのか。まずは会場の華やかさだろう。浅田真央さんや宮里藍さんの引退会見の時のような、重々しさや堅苦しさがないのだ。壇上にセッティングされたテーブルの後ろの壁には、赤と黒でデザインされたガラスが美しく映え、両側にはラベンダー色のカーテンが揺れていた。卓球の愛ちゃんこと福原愛さんが、可愛い花柄の壁紙をバックに晴れやかに引退したことを思い出す。

 さらに、会見場に現れた彼女を見て驚いた。マットの上で試合をしていた時とは大違い。とても“霊長類最強”と呼ばれていたとは思えないほど、綺麗なのだ。一つにまとめられたポニーテールの髪は柔らかく巻かれ、まつ毛はくるんと上向きにカールされている。お肌がすべすべに見えるナチュラルメイクはとても上品だし、マイクを握る指先のネイルだってキュートなのだ。時折テレビで見るCMの時のようで、メイクや髪型から次の人生への華やいだ気持ちが伝わってくる。

 ファッションは黒と白のコーディネート。真央さんや宮里さんと同じ色の組み合わせだが、彼女たちの時とは印象が随分違う。黒のワンピースの上に羽織っているジャケットの白が、とても鮮やかに見えるのだ。見えている色のバランスだろうが、白と黒の対比効果により白が際立ち、一層白く見える。新しい始まりや未来を強くイメージさせているようだ。また、この白は、レフ板のように美しくなった彼女の顔を、さらにきれいに見せる効果もあったと思う。

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