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「めまい」で怖いのは脳からくる症状、脳梗塞の可能性も

めまいで怖いのは?

 日常生活で突然めまいが生じて足元がふらつけば、大きな不安に襲われる。だが、くどうちあき脳神経外科クリニック院長の工藤千秋医師は、「ぐるぐると回るようなめまいなら様子見でいい」と指摘する。

「『良性発作性頭位めまい症』は、耳の中にある三半規管の不調によって目の前がぐるぐると回るように感じるめまいです。こうした高齢者に多い『耳からくるめまい』は、頻度こそ多いですが命に差し障るものではなく、慌てて受診する必要はありません」

 耳からくるめまいはめまい全体の7割程度を占めると言われる。緊急性は少ないが、「症状が数日にわたり続く場合は医療機関を受診したほうが良い」(工藤氏)という。

 怖いのは「脳からくる目まい」のケースだ。

「特徴は、『視界が暗くなって、地面に吸い込まれるようなめまい』です。これが起きると、脳の深部にある太い動脈が詰まり始めている可能性が疑われる。

 また、めまいと同時に頭痛や手足のまひ、しびれを感じた場合も、脳に異変が起きている可能性が高い。特に片方の手がしびれたり、ろれつが回らない、言葉が突然出なくなるなどの症状があると、脳梗塞の可能性があるため急いで受診すべきです」(工藤氏)

※週刊ポスト2019年1月18・25日号

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