芸能

勘九郎、“いだてん走り”の陰に1日8kmランと妻による栄養管理

『いだてん』に出演する中村勘九郎と阿部サダヲ

 6日にスタートし、宮藤官九郎氏の脚本で話題を集めているNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』。大雨の中、五輪予選のマラソン大会を、規則正しいフォームで、頭から血を流したような姿で疾走していく。顔面を真っ赤に染めながら、すさまじい形相でゴールする男の姿に、お茶の間の視聴者たちは息を呑んだ ――。

 北野武(72才)に星野源(37才)、綾瀬はるか(33才)らスターたちの共演や時代をまたいだ脚本など、見どころ満載の同作だが、中でも「圧巻!」と注目を集めたのは歌舞伎俳優・中村勘九郎(37)演じる主人公・金栗四三の精悍な体つきと、走るときの美しいフォームだ。

 以前は歌舞伎俳優らしく、ガッチリとしていた体が、本物のマラソンランナーと見まごうばかりの引き締まった体となっていたのだ。ドラマではプロ顔負けのランニングフォームを見せていた勘九郎だが、かつては走るどころか「歩くことすら大嫌い」だったという。

 一家の知人が驚きのエピソードを明かす。

「勘九郎くんは小学生の頃から“タクシー通学”をしていたんです。歌舞伎の名門に生まれた彼は、小学校高学年のころから多い時には30万円ものお年玉をもらっていた。それを全部タクシー代につぎ込むほどの“歩行嫌い”。高校もほぼタクシーで通っていて“電車に乗ったことは数えるほど”なんだそうです(笑い)」

 だが大河の主演、しかも伝説のマラソン選手という大役の前にはそんなことも言ってはいられない。

「日本初の五輪に出場したマラソン選手」という今回のオファーを受けた勘九郎は、役作りのため、マラソン指導者の金哲彦氏の下で徹底的な「肉体改造」を開始したという。

 番組関係者が話す。

「2017年夏ごろから、週に3日、1日8km走ることをノルマにしていた。さらには、マラソンランナーらしい体形にするために、エアロバイクを購入し、漕ぐことにより、太く逞しい“役者の脚”から、しなやかな“ランナーの脚”へと変えていった。体を絞るためにジムにも通い、有酸素運動のほか、大嫌いだったウォーキングにも取り組んだそうです」

 その甲斐あって、勘九郎の体重は5kg落ち、22%あった体脂肪率も一時は9%にまで減ったという。

 本人の努力はもちろん、妻で女優の前田愛(35)の“内助の功”もあった。前出の関係者が続ける。

関連記事

トピックス

多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
政治学者の君塚直隆氏(本人提供)
政治学者・君塚直隆氏が考える皇位継承問題「北欧のような“国民の強い希望”があれば小室圭さん騒動は起きなかった」 欧州ではすでに当たり前の“絶対的長子相続制”
週刊ポスト
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン