スポーツ

平成の名勝負「敗者の美学」 メジロライアンの惜敗

黄金のオグリキャップと武豊(時事通信フォト)

 名勝負の裏には敗者が存在する。だが、敗者が必ずしも惨めだとは限らない。

 ハイセイコー以来の競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップ。4歳時(数え方はいずれも当時)に地方競馬から中央へ移籍し、連戦連勝を飾ってアイドルホースとなった。しかし6歳になった平成2年(1990年)には故障が相次ぎ、天皇賞秋(6着)、ジャパンカップ(11着)で惨敗するなど限界説が囁かれ、同年末の有馬記念が引退レースとなる。鞍上にはデビュー4年目の武豊。オグリは4番人気ながら1着でゴールを駆け抜けた(平成2年=1990年12月23日)。

 2着になったのが4歳馬最強とされたメジロライアンだ。鞍上には横山典弘。「4コーナーで手応えがあったが、マズいと思ったら案の定だった」とメインスタンドのオグリコールに完敗を認めた。ちなみに横山・メジロライアンのコンビは1990年のGI4戦で2着2回、3着2回。横山は、1995年から18年連続でGI2着獲得という珍しい記録を作っている。

※週刊ポスト2019年2月1日号

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