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2019.01.24 07:00  週刊ポスト

諸見里しのぶ 1打差決着「平成の名勝負」女王争いを述懐

 最終日を迎えてトップとは4打差の3位タイ。5位タイの横峯さんには1打リードしていました。

 15番グリーン横のリーダーボードで2組前の横峯さんがトップ、私が1打差であることを確認した途端、ボギー。直後の16番で長いパーパットが残り諦めかけましたが、打った瞬間、ギャラリーの「入れ!」という声とともにスローモーションのようにボールがカップに沈んだのです。鳥肌が立ちました。「応援の声が力になる。弱気になってはダメ。あと2ホールで絶対にバーディを取る」と自分に言い聞かせました。

 17番はバーディ。1打差で迎えた最終ホールの段越え10メートル、上りフックラインのバーディパット。決まれば追いつけましたがラインが少し違ってパー。この瞬間に賞金女王の夢は潰えました。悔しくて、キャディさんの手を握ってグリーン上で泣いてしまったのを覚えています。

 ただグリーン周りには両親や先輩プロなど、一緒に戦ったメンバーがみんないたので、悔しさ以上に「やっと終わった」という気持ちでしたね。それぐらい終盤の試合は精神的に苦しかったです。横峯さんの苦しさもわかっていたので、心から祝福できました。この時に経験した「諦めてはいけない」は、今のゴルフにも生き続けています。

※週刊ポスト2019年2月1日号

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