陳らは2015年8月から2018年11月までの間で、1000人以上もの売春婦の情報をホームページ上に掲載。客は掲載されている連絡先の電話番号やメールアドレス、中国版メッセンジャーアプリ「微信(ウェイシン)」でメッセージを送信。
マフィアの構成員が客に待ち合わせ場所のホテルやアパート、マンションなどの場所を知らせ、「デート」を設定する仕組みになっていた。
米国司法当局によると、犯罪シンジケートの構成員が所持していたPCには約3万人もの顧客情報が記録されており、顧客一人ひとりの「デート」に関する詳細な情報が網羅されていたという。
オレゴニアン紙によると、捜査官に保護された売春婦の一人は「顧客が現れたら、ドアを開けて、顧客に言われたことは何でもするように命令されていた」と述べていたという。
また、同紙は「売春の現場となったアパートの一室は満足な家具もなく、ベッドには汚れたバスタオルが敷かれていただけで、冬なのにエアコンも十分に機能していなかった」などとレポートしている。