国内

言語学者・金田一秀穂氏が考える新元号「花繚」の問題点

言語学者の金田一秀穂氏(時事通信フォト)

 改元の1か月前となる4月1日、新元号が発表される。巷では次の元号を予想するアンケートが行なわれ、老若男女の関心を集めている。そこで本誌・週刊ポストは元号の専門家や平成に関わりの強い著名人に新元号を“予言”してもらった。昭和天皇の崩御によって発表された「平成」と違い、新元号は祝賀ムードのなかで迎えることになる。杏林大学外国語学部教授で言語学者の金田一秀穂氏は、次の元号として「花繚(かりょう)」を予想すると挙げた。

「百花繚乱から取りました。何事も一つにするのではなく、さまざまな考え方や感じ方、表わし方が共存することが、これからの時代を面白く楽しく豊かにするのではないかと考えます。

 いろいろな人がそれぞれのもつ可能性を十分に発揮できるような世の中でありたい。今の若者たちが、これからの時代に活躍できるようであればいいなと思います。華やかな明るい未来でありますように。

 ただし、問題は『繚』の字が常用漢字ではないことです」

●金田一秀穂/1953年東京都生まれ。杏林大学外国語学部教授。言語学者。中国大連外語学院、コロンビア大学などの講師、ハーバード大学客員研究員など歴任。

※週刊ポスト2019年2月15・22日号

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