私は考現学の観点から注目しているのだが、喫茶店やスナックの店名に、どういうわけか「クロンボ」という名前が散見する。私の知るだけでも名古屋で二軒、東京新宿に一軒、伊豆に一軒、熊本に一軒ある。差別の意図の命名とは思えず、千客万来のラッキー名だろうが、理由が分からない。
我々はこの錯綜した現実の中で人種差別とどう闘えるのか。
●くれ・ともふさ/1946年生まれ。日本マンガ学会前会長。近著に本連載をまとめた『日本衆愚社会』(小学館新書)。
※週刊ポスト2019年3月1日号
私は考現学の観点から注目しているのだが、喫茶店やスナックの店名に、どういうわけか「クロンボ」という名前が散見する。私の知るだけでも名古屋で二軒、東京新宿に一軒、伊豆に一軒、熊本に一軒ある。差別の意図の命名とは思えず、千客万来のラッキー名だろうが、理由が分からない。
我々はこの錯綜した現実の中で人種差別とどう闘えるのか。
●くれ・ともふさ/1946年生まれ。日本マンガ学会前会長。近著に本連載をまとめた『日本衆愚社会』(小学館新書)。
※週刊ポスト2019年3月1日号