愛馬の優勝レイの前でポーズをとるDr.コパ氏

──今後のローテーションについては?

コパ「まず4月10日大井の東京スプリントへ。仲良くさせてもらっている北島さんの馬(キタサンミカヅキ)と本命対抗でしょうね」

──菜七子騎手と?

コパ「もちろん。とりあえず彼女を重賞の表彰台に立たせたい。交流G3ですけど、それなりに価値があるかな、と。その先は1600が持つかどうかになりますけど、なんとかなるなら強いところが出てくるかしわ記念(5月6日船橋)。4歳のナンバーワンともいわれるルヴァンスレーヴとかゴールドドリームとかにぶつけたい気持ちもあるんでね。こないだ(フェブラリー)は恐る恐る乗っていたんで、今度はガチンコにいけるんじゃないかと思って。まあ、本当は広いところのワンターンでやらせたいんですけどね。

 それに、キッキングはダート1200なら日本一強いと思うんだけど、あんまり適当なレースがないんですよね。JRAにも、ダートの短いところを馬鹿にしすぎているんじゃないのかな、とちょっと言いたいくらいです(笑)」

──海外はどうでしょう。11月にはブリーダーズカップがあります。

コパ「うーん。フェブラリーで1、2着なら1も2もなく宣言したかったんだけどね。ブリーダーズカップって、ダート馬にとっては凱旋門賞みたいなもんでしょう。いや、それ以上かもしれない。過去に日本馬も勝っていないし。もしもそれで勝ったりすれば素晴らしいな、と思ってね。もちろん彼女にとっても」

──菜七子騎手とはそこまでお話を?

コパ「本人には一戦一戦と言っていますけど、村山調教師とは年内いっぱいは(菜七子騎手で)という話はしています。その先は、武豊とのキッキングも見てみたい。ファン目線としてもそういう気持ちはあります」

【PROFILE】Dr.コパ/本名:小林祥晃(こばやし・さちあき)。1947年東京都生まれ。日大理工学部卒業。一級建築士、神職(石見一宮物部神社)、愛知工業大学客員教授。日本の風水・家相の第一人者。ラブミーチャン、コパノリッキー、コパノリチャードなどGIホースのオーナーとしても知られる

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