国内

天皇皇后両陛下の変わらぬ仲睦まじさ キューピッド役が語る

5月のこどもの日前後に、東京ローンテニスクラブを訪れるのが恒例となっている(写真:時事通信フォト)

 今年4月10日で、天皇陛下と美智子さまはご結婚60年を迎えられる。平成の皇室を二人三脚で築いてこられた両陛下は、公務の場にいつもご夫婦揃って出席されてきた。

 普段、プライベートでの両陛下はどのようなご様子なのだろうか。『天皇陛下のプロポーズ』の著者であり、お二人の恋のキューピッド役を務めた、ご友人の織田和雄さん(83)が明かしてくれた。

「とにかく普段からお二人は仲睦まじく、喧嘩したところを見たことがありません。テニスでダブルスを組まれた時も、ボールが自分の取りにくいところに飛んでいくと、陛下と美智子さまが『お願~い!』と互いに声を掛け合っていらっしゃいます。それだけでなく、ボールを拾うことができた時には、『ありがとう』という労いの言葉も忘れません」(織田さん・以下同)

 日常生活においても、陛下は美智子さまができるだけ快適な暮らしをすることができるようにと気配りをされていたという。

「平成になってからのことですが、御所に伺った時、美智子さまが応接間のカーテンを引いて、花がたくさん咲いている庭を見せてくださいました。美智子さまは『陛下がここに花を植えて愛でたらいいよとおっしゃってくださったの。とってもいいでしょう?』とおっしゃり、大変嬉しそうな表情をされていました。そのスペースはもともと空き地だったそうで、花がお好きな美智子さまのために陛下が庭にされたのです。心温まる夫婦関係であることが伝わってきました」

 2月に開催された天皇陛下の在位30年を記念する式典では、原稿を読み間違えた陛下を美智子さまがサポートされる姿が印象的だったが、それを見て織田さんは「お二人のご様子は結婚当時とお変わりないと思った」と語る。

 昭和32年8月19日、陛下と美智子さまが軽井沢のテニスコートで運命的な出会いを果たされた時も、織田さんは同じコートの脇にいた。陛下と美智子さまが初めて出会われてからご成婚に至るまでの599日間、織田さんはお二人の電話を取り次ぎ、その様子を綴った当時の日記が今も残っている。

関連記事

トピックス

硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
『1億2千万人アンケート タミ様のお告げ』(TBS系)では関東特集が放送される(番組公式HPより)
《「もう“関東”に行ったのか…」の声も》バラエティの「関東特集」は番組打ち切りの“危険なサイン”? 「延命措置に過ぎない」とも言われる企画が作られる理由
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン