国際情報

韓国「金正恩追っかけ」女性たちが今、会いに行くべき相手は

会談場所のメトロポール周辺に集まった報道陣ら(2月27日、筆者撮影)

 共同声明も出されず、決裂した米朝会談。日本メディアではほとんど報じられていないが、1か月前に会談が行われたベトナムの首都ハノイでは、金正恩の“追っかけ”のような韓国人女性たちが集まっていた。現地を取材したフォトジャーナリストの村山康文氏が報告する。

 * * *
 金正恩朝鮮労働党委員長は核を手放すと約束するのか、トランプ米大統領は制裁緩和に踏み切るのか──世界中が注目したベトナムでの第2回米朝首脳会談。ベトナムメディアはもちろん、各国から総勢2600人(トイチェ新聞Web 2月22日付)もの外国人記者がハノイに集結し、会談の動向を見守った。

 私が現地に入ったのは、会談前の2月25日。ハノイの街なかは、あちこちに米朝越の国旗が翻り、要所に立て看板が立つなど、歓迎ムード一色だった。ハノイ旧市街で出会ったベトナム人青年は、金氏とトランプ氏が前面にプリントされたTシャツを身にまとい、「米朝会談が成功するように期待している」と笑顔で話した。

 会談が近づくにつれ、街の喧騒はより激しくなる。トランプ氏の宿泊したホテルや金氏が宿泊したメリア・ハノイ・ホテル(以下、メリア・ホテル)、会談会場となったソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ(以下、メトロポール)の周辺にはベトナムの市民やメディアが大勢詰めかけた。中でも異質だったのが、(金氏が姿を見せる可能性がある)メリア・ホテルとメトロポール周辺だ。そこで私は、取材場所の確保に慌てふためく報道陣に紛れて、一種異様ともいうべき光景を目の当たりにした。

 26日午後──金氏のメリア・ホテル到着後、ホテルを取り巻く大勢の群衆の中に、ひと際目立つ韓国人グループの姿があった。人数は10人ほどか。団体のリーダーと思われる若い女性は、ロシアの民間新聞イズベスチア社の取材を受けている。

関連記事

トピックス

佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
若隆景
序盤2敗の若隆景「大関獲り」のハードルはどこまで下がる? 協会に影響力残す琴風氏が「私は31勝で上がった」とコメントする理由 ロンドン公演を控え“唯一の希望”に
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン