芸能

岸谷香、長男の名門高校中退と夢 重ね合わせた自身の過去

3月中旬、都内で買い物をする香

《チビゴにおいても、あの時私が想像した5年後は、今と全く全然本当に違う。チビゴは頑張った努力が実り、家族みんなで喜んだ。でも、5年後の今は、あんなに行きたかったその学校にはもう居ません》

 受験シーズン真っただ中の2月上旬、ブログにこんな投稿をしたのは元プリンセス・プリンセスのボーカル、岸谷香(52才)である。

 今年5月にニューアルバムをリリースしてライブ活動を開始する彼女が、愛する「チビゴ=長男」の高校中退という衝撃の事実を告白したのだ。岸谷の長男は2014年に都内の私立中学を受験した。

「香さん自身、超難関で知られる都内の国立大学の附属小学校に入学したものの、中学時代にバンド活動に明け暮れて附属高校への内部進学に失敗し、大学に行けなかった。“学歴コンプレックスがある”と認める彼女は、子供たちに同じ思いをさせないよう、大学まで進める一貫校を受験させました。

 夫の岸谷五朗さん(54才)は教育にあまり口を出さず、お受験に奮闘したのはもっぱら香さんで、長男が中学受験する時は毎朝5時半に起きて、お弁当作りや学校や塾への送り迎えをしていました。入学願書を提出する際は、郵便局で“期日に届くのか届かないのか”で揉めるなど、熱血“お受験ママ”になっていました」(岸谷家の知人)

 苦労の甲斐あって、長男は第一志望の名門中学に合格した。この時、岸谷はブログでこう喜びを爆発させた。

《遂に、長かった受験地獄が、終わりました。チビゴ、バッチリ欲しかった合格を勝ち取ってきましたーーー》

 その後、長男は高校に進み、この春からは名門私立大学に内部進学――というのが親子が描いたシナリオだった。

 ところが冒頭のブログで岸谷が明かした通り、長男はせっかく進学した高校を中退していたのだ。前出・岸谷家の知人が言う。

「高校2年生の時、長男が“どうしても今のうちに語学を学びたい”と留学を希望したんです。香さんと五朗さんは、“大学入学後でも”と反対したそうですが、長男の意志は固かった。香さんは“息子の思いはわかるけど、それを尊重するのが親として正しいのか”とすごく悩んでいました」

 それでも、何度も家族会議を重ねて悩み抜いた岸谷が出した答えは、「高校をやめてもいいよ」だった。

「長男の真剣な思いを聞くうちに、香さんはかつての自分の姿を思い起こしたそうです。長男と同じ年の頃、香さんはバンド活動に専念するため高校を中退することを両親に許してもらった。だからこそ彼女は、“あの時、両親の理解がなかったら私はプリプリになれず、『ダイアモンド』や『M』も誕生しなかった。だから私もチビゴを応援しよう”という気持ちになって、退学を認めたんです。今、その胸中をブログで吐露したのは“受験に熱くなっている”お受験ママたちへの彼女なりのメッセージだと思いますよ」(前出・岸谷家の知人)

 現在、長男は念願かなってアメリカに留学中だ。

「お母さんと同じく音楽活動もしていて、いつの間にか髪の色が緑やピンクになっていた(笑い)。長男の留学先はかなりハイレベルとか。また新たなサポートが始まるようです」(前出・岸谷家の知人)

 どんな道を進もうが、彼女にとって長男が「ダイアモンド」であることに変わりはない。

※女性セブン2019年4月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
埼玉では歩かずに立ち止まることを義務づける条例まで施行されたエスカレーター…トラブルが起きやすい事情とは(時事通信フォト)
万博で再燃の「エスカレーター片側空け」問題から何を学ぶか
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
事業仕分けで蓮舫行政刷新担当大臣(当時)と親しげに会話する玉木氏(2010年10月撮影:小川裕夫)
《キョロ充からリア充へ?》玉木雄一郎代表、国民民主党躍進の背景に「なぜか目立つところにいる天性の才能」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
米利休氏とじいちゃん(米利休氏が立ち上げたブランド「利休宝園」サイトより)
「続ければ続けるほど赤字」とわかっていても“1998年生まれ東大卒”が“じいちゃんの赤字米農家”を継いだワケ《深刻な後継者不足問題》
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン