ライフ

家の印象 9割が「玄関」で判断、においで第一印象決まる

第一印象は玄関が9割(イラスト/香川尚子)

 初めて他人の家を訪れた時、人はまず、どこが気になるだろうか?

「9割の人が、玄関でその家の印象を判断します」

 とは、片づけ/整理収納コンサルタントの松本文江さん。

「お客様の動線を想像してみてください。人の家を訪れた際、まずは門扉や郵便受け、玄関まわりの植物や傘立てなどが視界に入りますよね。そこが雑然としているなら、家の中の状態も想像できます。

 そして玄関に入った瞬間に鼻に入ってくる“におい”。ここまでで第一印象が決まります。ですから、玄関までが勝負どころだと思って、キレイにするのがおすすめです」(松本さん)

 30分間でポイントを絞って片付けと掃除をするなら、まずは玄関のにおい対策から始めよう。人は本能的に、においで安全な場所かどうかを判断する傾向があるという。つまり、においは見た目以上に強烈な印象を与えるのだ。

◆においの除去方法

 来客準備で真っ先にすべきことは、家にこもったにおいを一掃するための“換気”。清掃マイスターの山口かなさんが、効率よく空気を入れ替えるコツを教えてくれた。

「2か所以上の窓を15cm以上開けるのが基本。ベランダ側の窓を開けたら、対角線上にある窓も開けて、風が抜けるようにするのが理想的です。対角線上に窓がない場合は、玄関のドアにストッパーを挟んで少し開けておく、トイレや風呂場の換気扇を回すのもおすすめ」(山口さん・以下同)

 次に、布製品をチェック。

「においは布にしみこみやすいので、クッションやぬいぐるみなど、その場になくてもよいものはお客様が入らない部屋に移動させ、カーテンや布張りのソファなど、移動できないものは消臭スプレーをかけておきましょう」

 換気を終えたら、玄関の隅にアロマポットなどを置き、香りをプラスするのも手だ。

「アロマポットがなければ、小皿や間口の広い器に、容器の半分程度重曹を入れ、アロマオイルを1~2滴ほど落としておくのも効果的です」(ライフスタイルブログ「tommyの心地よい暮らし~穏やかに、穏やかに~」ブロガー・tommyさん)

◆外まわり&玄関の掃除法

 来客直前に、もっとも気合を入れて掃除や片付けをするべき場所は外まわりと玄関だ。

「まず家の外まわりが、雑然としていないかチェックしましょう。玄関の脇や窓枠などに傘をかけたままにしていたら撤去を。子供が学校から持ち帰ってきた植木鉢や、枯れた植物などが放置されているお宅が多いのですが、それらも撤去しましょう。傘や植木鉢の放置は家を汚く見せます」(松本さん・以下同)

関連キーワード

関連記事

トピックス

清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
引退すると言っていたのに誰も真面目にとりあっていなかった(写真提供/イメージマート)
数十年続けたヤクザが引退宣言 知人は「おめでとうございます」家族からは「大丈夫なのか」「それでどうやって生きていくんだ」
NEWSポストセブン
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト