芸能

井上芳雄が語る、芸人から学べることと堂本光一の魅力

ミュージカル界のプリンス・井上芳雄 撮影/SASU TEI(W)

“ミュージカル界のプリンス”と飛ばれ、持ち前の“サービス精神”と“毒舌”でバラエティー番組などにも活躍の場を広げている俳優・井上芳雄。ミュージカル『エリザベート』も目前に迫った今、その素顔に迫る。

「(出身大学の)藝大というのは日本一難しい国立大学」「(在学中デビューしたのは)輝きが隠せなかった」ー『しゃべくり007』(日本テレビ系)では自らをそう自画自賛し、爆笑を誘った井上。

 気さくなキャラクターで芸人相手にも堂々と渡り合い、今やバラエティーにも引っ張りだこだ。

「バラエティーに限らず、いろんなメディアに出させていただいてる時に心がけているのは、“その場を盛り上げたい”ということ。もちろん“ミュージカルを広める”という使命みたいなものは感じているんですけど、それをしながら、その場が楽しくなるにはどうしたらいいのか、コミュニケーションのとり方を常に考えていますね。その方が自分がやりやすいので(笑い)。

 それに、芸人のかたたちって“いじってもらって大丈夫”というサインを出すと、すごいスピードでキャッチしてくれるんです。昔はバラエティーが怖くて敬遠していましたが(苦笑)、あれだけ場を盛り上げられるトーク力、瞬発力は勉強になります」

井上芳雄が語る堂本光一とは? 撮影/SASU TEI(W)

昨年、ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』での共演がきっかけで生まれた堂本光一との関係は、お互いの舞台を観劇したり、ご飯を食べに行ったりと、親密さを増している。

「光一くんは人として信頼できるし、可愛らしさもたくさんあるし、価値観も似ていて…まるで結婚相手に求める条件みたいですけど(笑い)、これからもつきあっていきたい貴重な存在です。
 うれしかったのは、あの作品をきっかけにジャニーズのファンのかたがたがぼくの舞台に来てくれたり、逆にぼくのファンが初めて光一くんの舞台『Endless SHOCK』を見に行ってくれたこと。こうやっていろんな壁をなくして、ミュージカルを盛り上げていこうと思わせてくれました」

 最後に、聴く者を恍惚とさせる美声の持ち主・井上に、素人でも声が出やすくなるコツを聞いた。

「カラオケだったら、テーブルなど重いものを持ち上げながら歌ってみてください。声楽のレッスンでは“ピアノを持ち上げながら歌え”というのがあって、もちろん持ち上げられないんですけど、腕に力が入る分、喉が力まなくなって高音が出やすくなるんです。広瀬香美さんの歌などを歌う時にぜひ(笑い)」

 美声もトークも絶好調。彼の舞台が待ち遠しい!

【profile】
いのうえ・よしお●1979年7月6日生まれ、福岡県出身。東京藝術大学2年生の時にミュージカル『エリザベート』の皇太子ルドルフ役で鮮烈なデビューを飾る。舞台をはじめ、音楽活動や映像での俳優活動、ラジオMCなど多方面で活躍中。レギュラー番組に『井上芳雄 by MYSELF』(TBSラジオ)、『グリーン&ブラックス』(WOWOW)など。

※女性セブン2019年5月9・16日号

関連記事

トピックス

上原多香子の近影が友人らのSNSで投稿されていた(写真は本人のSNSより)
《茶髪で缶ビールを片手に》42歳となった上原多香子、沖縄移住から3年“活動休止状態”の現在「事務所のHPから個人のプロフィールは消えて…」
NEWSポストセブン
ラオス語を学習される愛子さま(2025年11月10日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまご愛用の「レトロ可愛い」文房具が爆売れ》お誕生日で“やわらかピンク”ペンをお持ちに…「売り切れで買えない!」にメーカーが回答「出荷数は通常月の約10倍」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《10代少女らが被害に遭った“悪魔の館”写真公開》トランプ政権を悩ませる「エプスタイン事件」という亡霊と“黒い手帳”
NEWSポストセブン
「性的欲求を抑えられなかった」などと供述している団体職員・林信彦容疑者(53)
《保育園で女児に性的暴行疑い》〈(園児から)電話番号付きのチョコレートをもらった〉林信彦容疑者(53)が過去にしていた”ある発言”
NEWSポストセブン
『見えない死神』を上梓した東えりかさん(撮影:野崎慧嗣)
〈あなたの夫は、余命数週間〉原発不明がんで夫を亡くした書評家・東えりかさんが直面した「原因がわからない病」との闘い
NEWSポストセブン
テレ朝本社(共同通信社)
《テレビ朝日本社から転落》規制線とブルーシートで覆われた現場…テレ朝社員は「屋上には天気予報コーナーのスタッフらがいた時間帯だった」
NEWSポストセブン
62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン