「玄米をよく噛んで食べるのがよいことだといわれていますが、それはつまり消化が悪いということです。中途半端な噛み方をすると消化不良を起こします。食物繊維を豊富に含むこともメリットとされますが、固くて消化吸収のよくない玄米をわざわざ食べる必然性はありません」(米山医師)
カルシウムや鉄分、食物繊維などが豊富で、「日本古来のスーパーフード」とされるひじきにも米山医師は懐疑的だ。
「ひじきには、無機ヒ素が多く含まれます。直ちに健康を害するレベルではなくとも、やはり気になる。現在は美味しくて栄養のある食品が揃っているので、あえてひじきを食べる気にはなりません」(米山医師)
※週刊ポスト2019年5月17・24日号