国際情報

日本のNHKにあたる韓国の公共テレビ局、堂々と捏造報道

公共のTV局が堂々と捏造することも(AFP=時事)

 今年3月、韓国の小学校で使用されている社会科教科書で、「日本の朝鮮半島統治時代の徴用工」として紹介された写真が、無関係な日本人の写真だったことを受け、韓国教育省は訂正する方針を明らかにした。『韓国「反日フェイク」の病理学』(小学館新書)の著者でノンフィクションライターの崔硯栄氏が解説する。

「誤用の発覚は2年も前のこと。政治家の写真を間違えた時など、他の誤りはすぐに訂正するのに、今回の対応は遅すぎた。それでも、誤りを認めただけ教育省はマシです。誤用の発覚後も、韓国メディアは“朝鮮人労働者”としてこの写真を紹介している」

 誤用だけでなく、明らかに捏造した写真が堂々と使われているケースもある。

「KBSが2015年に放送した、日本軍の独島上陸作戦の写真はその典型です。これは米国人記者がノルマンディー上陸作戦を撮影した写真に、日中戦争の日本軍の写真を合成し、それを独島の写真に重ねてコラージュしたもの。日本でいえばNHKに当たる公共のテレビ局が堂々とこんな捏造をしているのです」(崔氏)

※週刊ポスト2019年5月17・24日号

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